夜空に願いを貴方に愛を 青×緑 ページ16
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7月7日、七夕。
彦星と織姫が年に一回だけ会える日、と言われている。ここ東京からではあまりよく天の川は見えないけどそれではそれなり星はみえる。
かといって大阪にいた時には見えたのかって言われると見えへんかったのやけどな
どっかの山からだとすごく綺麗に見えるとか見えないとかそんな話はよく聞く。まぁ、結局は都会じゃ空気が汚くて空がよく見えないっていうだけの事なんやけどな。
小さい時はロマンチックなんて思ってたけど、今じゃそんな事思えるほど子どもじゃないし、素直でも純粋でもいられなくなった。
「はぁ…神ちゃんは舞台でこっちにおらんし…」
愛しの恋人名前を呟けばより一層寂しさがましたからもう呟くのやめよう。
なーんで世間ではロマンチックだなんだと言われている日に恋人に会えへんの？
仕事でもなんでもええから会いたかった。
織姫と彦星やって会えてるっちゅーのに…
「…会いたいなぁ」
また、呟いて寂しさだけが募る。
俺と神ちゃんは所謂恋人で、約一年くらい付き合ってる。ジュニアの頃から俺は片思いしとったけど、そん時はアピールとかそんな事してなくて、まぁ、まさか同じグループでホンマにデビュー出来るなんて思ってへんかったから、言うつもりもなかってんな。
せやけど、4人やなくて7人でデビュー出来ることになって、一緒にいられる時間がどんどん増えていって、耐えられなくなったある日勢いのまま告白してしまった。
神ちゃんはびっくりした顔もせず、待ってました！と言わんばかりの顔をして、言うのが遅いんや流星は、と笑われた。
神ちゃんがいうには神ちゃんもずっと片思いしとって両思いのは分かってたけど、流星から言われるのを待ってたらしい。
なんて照れくさそうに言う彼になんともいえない幸せさでいっぱいになって思わず抱きしめた。
神ちゃんもまた嬉しそうに笑ってた。
そんな神ちゃんと順調に喧嘩したりもしたけど、順調に恋人てして過ごしてて…今日があるんやけど…
会えへん…最近ずっと舞台でやっと会えてもすぐ舞台の稽古とかですぐ移動してろくに喋る機会もなくてつらい…
はよ会ってぎゅーってしてふにふにのほっぺた満喫きてちゅーしたい…。
あぁ…会えへん、つらい、なんでやぁ…
「はぁ…」
本日何度目かのため息を吐いた。
ぴろん！とスマホの音が鳴った。
この音は確か…神ちゃん！？
慌ててスマホを探し出して通話ボタンを押した
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Ryuka(プロフ) - いちごだいふくさん» コメントありがとうございます！気に入っていただき嬉しいです！青サイドもいつか書いてみます、コメントありがとうございました！ (2018年8月9日 18時) (
レス) id: d0e71629f8 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく(プロフ) - その男、天然なり面白かったです！青サイドもきになっちゃいます！！ (2018年8月7日 20時) (レス) id: 1e2feda16f (このIDを非表示/違反報告)
Ryuka(プロフ) - yukiさん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉ありがとうございます！一気読みして頂き嬉しいです これからも来ていただけるように頑張ります (2017年9月30日 22時) (レス) id: 3b0ec55233 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 初めまして。WESTのBLを検索してて辿り着き、一気読みしてしまいました。素敵なお話しばかりで続きが気になって仕方ないです。これからも楽しみにしています。創作頑張って下さい。 (2017年9月30日 20時) (レス) id: 19a5843aef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ryuka | 作成日時：2017年9月30日 10時
