Summer End2 ページ31
「なぁ、かみちゃん。お願いがあるんやけど」
「なに？」
泣き止んだ俺達は赤い顔をしながらまた歩き始めた。
「かみちゃんの8月、俺にくれへん？」
「何言うて…、ええよ」
一瞬戸惑ったかみちゃんだったが、俺の顔見たらすぐに了承してくれた。
真剣そのものやったから。こんなん告白してるようなもんやけど、でも、俺はそんな言葉言いたくない。やって、かみちゃんは優しいから、きっと俺が好きや、言うたら受け止めてくれるに決まってるから。
ごめんな、かみちゃん、甘えてばかりで
それから俺とかみちゃんは一緒に補習を受けたり、海に行ったり、夏祭りに行ったり、一緒に花火を見たり、浴衣姿のかみちゃんは可愛くて、髪の毛を編み込みしてて、それもとても似合っていた。おねぇにやってもらったんやと。日焼けしないようにと日焼け止めを塗ってくれたかみちゃん、泳げないから遠巻きに見てて、ホンマに俺のために8月を捧げてくれた。
8月の最後らへんは病院で入院してて、かみちゃんは毎日お見舞いにきてくれた。こたきと流星は最初俺の余命宣告を聞いた時めっちゃ泣いてた。そんで、遊んでくれて、そして、そして…
衰弱しきった俺の事を見る度に辛い顔をするかみちゃん。俺はそんな顔を見たくなくてわざと元気に振る舞う。面白い話をしたり、元気な姿見せたり。でもかみちゃんはいつも元気がなかった。
どんな形でも彼が執着してくれているのは嬉しかった。俺の事を思ってくれているから。この顔が見れなくなる。この顔が見れるのもあと少し。あと、数回、俺の夏が終わる。
あぁ、いやだなぁ。もっとかみちゃんと遊びたかった、カラオケや、行きたい大学もあったし、こたきとも喋りたい、りゅうせいとバカな事したい、
かみちゃんに好きって言いたかった
もっと生きたかった
「なぁ、かみちゃん」
「ん？」
「おれな、」
「おん」
「かみちゃんの事好きやで」
→
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優奈 - あの、繋がりたいのですが、担当様を教えてください！！ (2019年11月17日 18時) (
レス) id: 859f9f95bd (このIDを非表示/違反報告)
Ryuka(プロフ) - 神ちゃんがホンマの神様さん» コメントありがとうございます！神ちゃんの可愛さ表せてたら嬉しいです！ (2017年9月1日 18時) (レス) id: eb5359cbac (このIDを非表示/違反報告)
神ちゃんがホンマの神様 - あーもう神ちゃんかわいすぎ (2017年9月1日 13時) (レス) id: 381c1a5a57 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん。(プロフ) - ありがとうございます！！ (2017年8月31日 15時) (レス) id: 97e1059599 (このIDを非表示/違反報告)
Ryuka(プロフ) - ぷりん。さん» コメントありがとうございます！遅くなりましたが今続編書きました！よろしくお願いします (2017年8月25日 15時) (レス) id: d619b398ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ryuka | 作成日時：2016年12月15日 0時
