それは真っ赤に染まっていた ページ2
『、わお…。』
仙道「まだ時間あるし、ゆっくり見て回ろっか。」
石段を上がり境内に入ると、
そこには所狭しと
さまざまな屋台が並んでいた
それらを目にした途端、
一気に目が輝いた姿に声を掛ければ
もう今にも走り出しそうな勢いで、
Aちゃんは頷いた
…普段クールなのに
こういう、
ちょっと子どもっぽいところが良いんだよな…。
仙道「どれがいい?」
『……えっと…』
仙道「…なんでもいいよ?なんか食べる?」
『、んー…』
他のお客さんの邪魔にならないよう、
道端に寄って
そう尋ねると、
どこか恥ずかしそうに
遠慮がちにぽつりと呟いた
『……いちご飴たべたい、です…。』
仙道「ん゛っ…!」
……待て待て待て。
落ち着け、
落ち着くんだ。
分かってやってるでしょ、この子。
上目遣いで首傾げちゃダメ
何するか分かんない俺((
その破壊力にやられ、
思わずしゃがみ込んでしまった俺と
心底不思議そうな顔で佇むAちゃん
…傍から見たらどう思われてんだろ。
仙道「はいどーぞ。」
『ありがとうございます。』
片手で棒を持ち、
もう片方の手を皿に見立てて
小さな口に、
真っ赤な飴で
コーティングされたいちごを運ぶ様を
横目で盗み見る
艶やかな唇が、
1個目のいちごに触れ…
『、ん…?』
仙道「っ…、どうしたの?」
『……あれって…』
仙道「え?」
まさにその瞬間、
突如足を止め前方を見つめる彼女につられ
冷静を装いながら
その方へと目を向けると
花道「………だあああ!!!てめぇは!!仙道!!!
それに、Aさん♡」
『、やっぱり桜木くんだ…。』
仙道「………なんでいるかなぁ…。」
それはこっちの台詞だ!
と叫びながら大股で
俺たちの前に仁王立ちしたのは、
相変わらずド派手な頭の、
花道「いやぁ!覚えてくださっていたとは!」
『桜木くん大人気だもん。笑』
花道「それに…浴衣も本当にお似合いです…。///」
『え、ほんとに?』
桜木花道
花道「それにしても、どうして仙道なんかと…?」
仙道「、付き合ってるからに決まってんだろ。」
花道「………なにいいいいい!?!?」
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ウェーイ - この作品マジですごい!読んでて楽しいしちゃんと原作に沿っていて繋がっているのでめっちゃ面白いこの文才能力欲しいくらいです!次のお話も楽しみにしています!! (2023年1月14日 11時) (レス) id: 3ff1dcbf2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:s_m_ | 作者ホームページ:http://www.instagram.com/___imahera_0902_
作成日時:2022年12月25日 22時