L、8 金子侑司 あの駄菓子屋で。 ページ9
「侑君待ってよー！」
「もぉ、A遅い〜！」
「もう駄菓子屋さん先に行っちゃうよー？」
侑君は昔から足がとっても早かった。
私は運動神経は良かった方だけど、やっぱり何もかも侑君には敵わない。
小さい頃は純粋に侑君への憧れを持っていただけだとおもうけど．．
───
そして、私達は中学生になった。
侑君は野球部に、私は写真部にと、別々の路を歩んでいきながらも、たまにあの駄菓子屋に一緒に足を運んでいた。
この時は私は自転車、さすがに足の速い侑君でも追い付いてなかった。それでいっつも侑君に
「Aもうちょいゆっくり走ってやー。」
なんて言われてたっけ。
写真部の活動で、植物とかも撮ってたけど、隠れて侑君の盗塁の姿や、バッティングの姿など、たくさんとったのもいい思いで。
ここからだろうか。異性としての意識を持ち始めたのは。
───
高校生になった。
学校こそは違うものの、私の侑君を思う気持ちと、たまにあの駄菓子屋に一緒に行くことだけは
変わらなかった。
───
そんな彼は今、埼玉西武ライオンズで、プレーしている。イケメンな彼にはもちろんファンも多い。多分ライオンズの中では女性ファン率一番高いんじゃないかなぁ。
まああんな俊足イケメンあんまりいないもんね。
───彼からこんなメールが届いた。
──なあ、明日そっち帰るからＰＭ10時頃、あの駄菓子屋で待ってて。
突然だった。同時に侑君と久しぶりに会えることが嬉しかった。
──
「ごめん遅れた！」
そんなことを言いながら自慢の足で走ってきた侑君。
その感じが京都の景色ととてもマッチしていた。
「A、はいろか。」
「うん、」
「はい、いらっしゃい。あれ、こりゃまたえらいべっぴんさんとイケメン君が来たもんだねぇ。」
「おじちゃんヤッホー。俺だよ。侑司。」
「あぁ〜。侑司君かい。えらいイケメンさんになったもんやなぁ、あ、じゃあそっちのべっぴんさんはAちゃんかな？」
「うん、Aだよー、おじちゃん、私そんなにべっぴんさんじゃないよー。」
「ハッハッハー。侑司君はこんな可愛い彼女がおってエエなぁ。幸せにしたれよ〜。」
「自慢の彼女やもん。当たり前」
侑君とおじちゃんのはなしている内容がわからないまま侑君と一緒に駄菓子屋を出た。
そして侑君がこんなことを言った。
「今日みたいに駄菓子屋でで待ってくれるのもいいけど、これからは俺の家で毎日まっとってくれんかな？」
関ジュ 奥村颯太 ピネット→←Fischer's シルクロード ンダホ 私なりの。２
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フードかぶり(プロフ) - 神羅さん» 大変申し訳ございません！書くと言って三四ヶ月放置してしまって。しかもまだ書き終わってないし...。申し訳ありません、もう少しお待ち頂けるのならお待ちください (2019年7月6日 17時) (
レス) id: 0f5e4da438 (このIDを非表示/違反報告)
神羅(プロフ) - フードかぶりさん» 了解であります！ (2019年3月12日 19時) (レス) id: fdefcaaaaf (このIDを非表示/違反報告)
フードかぶり(プロフ) - 神羅さん» いえいえ、ホントに更新遅いと思いますので、気長に待ってくださると嬉しいです！ (2019年3月10日 20時) (レス) id: 0f5e4da438 (このIDを非表示/違反報告)
神羅(プロフ) - フードかぶりさん» あわわわわ・・・・ありがとうございます！ (2019年3月10日 17時) (レス) id: fdefcaaaaf (このIDを非表示/違反報告)
フードかぶり(プロフ) - 神羅さん» 返信遅れて本当に申し訳ありません。時間がかなりかかると思いますが、リクエストお答えします！ (2019年3月9日 19時) (レス) id: 0f5e4da438 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フードかぶり x他1人 | 作成日時：2018年3月30日 17時
