彼氏はトップアイドル、私はメンバー01

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涼介side

山｢店長優しい人だな。｣

『店長は、ですよ。あ…』

店員『お前辞めるんだって？俺の仕事増えるから辞めないで欲しいんだけどw』

『でも、私も事情というものがあるので。』

店員『お前のことなんか知らねーし』

山｢あの、そろそろいいですか？これから色々用事があるので。｣

店員『逃げるつもりか？』

『逃げるんじゃないです。帰るんです。』

店員『あっそ。』

知｢それじゃ。｣

店員『はっ、一ノ瀬のくせに、男2人連れてるとか生意気。』

山｢A、俺もう我慢出来ねぇわ。｣

『へ？』

店員『？』

山｢お前、何様のつもり？Aの何がわかんの？俺はこの前知り合ったばかりだけど、お前なんかよりよっぽど、こいつのこと知ってると思うけど？｣

店員『まぁ、見た目がいいのは認めてやるよ、だけどそれだけじゃねーの？』

いや話噛み合ってねぇし。

知｢見た目だけじゃない、中身もいいよ。そんな事にも気づけないなんて、可哀想だね。｣

店員『……気づいてたよ、それくらい。俺だって。』

山｢じゃなんでこんな事言うんだよ。｣

店員『好きだから………Aが好きだから、ここにいてほしいんだよ！』

『すみません、私付き合ってる人いるので。』

店員『山田涼介か？』

山｢なんでそれを…｣

店員『いやわかるわ、ﾏｽｸして帽子かぶってもｵｰﾗは消えねーよ。』

知｢僕はわかるー？｣

店員『知念侑李だろ。山田と一緒にいるﾁﾋﾞって言ったらそれしかねぇからな。』

山｢大ちゃんもだけどな。｣

『あの、お話盛り上がってるとこすみません。そろそろ帰りたいんですけど…』

あ、そうだった、帰るんだった。

山｢ごめんごめん、つい。｣

店員『A幸せになれよ。』

『ありがとうございます？』
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山｢あいつなんだったんだ？｣

知｢まぁ、涼介もああいうふうに言いそうだけどね。｣

『確かにw』

山｢なんだとー？ちゅーするぞ？A。｣

知｢僕はー？｣

山｢蹴る。｣

『ちゅーは、嫌ですね。』

知｢ふられてやんのーw｣

『いや、そういう嫌じゃなくて、ここでしたら…』

まぁ、公共の場だもんな。

山｢じゃあ、家でならいいと？｣

『そ、そういうわけじゃ…』

知｢だよね、僕じゃないと嫌だよね？｣

『私は山田くんじゃないといｯ！？』

山｢知念、俺の彼女だかんな。渡さねぇかんな。｣

知｢分かってますよーだ。｣

『とりあえず、早く帰りましょ。』

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ｶﾞﾁｬｯ

『ただいま。』

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