彼氏はトップアイドル、私はメンバー01 (ページ2)

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Aside

山｢嘘だろ、こんなに美人なのに…てか何歳なの？｣

『一応21ですけど…』

山｢え、てことは俺と4歳差？｣

知｢もう少し若いかと思ってたけど、僕達と歳近いね。｣

山｢本当に、でも何歳差でも愛があれば大丈夫！｣

中｢そんな事言ってるけどAちゃんはどう思ってるの？山ちゃんのこと。｣

『私は山田くん担当なので好きですけど…』

山｢ほら大丈夫だって｣

私にはよく分からなかった。どういう事かと思っていると、急に真面目な顔になった山田くんからありえない言葉が飛び出した。

山｢Aちゃん。今日知り合ったばっかりでびっくりすると思うけど、好きです。付き合ってください。｣

『え、あ、えっと』

薮｢Aちゃん困ってるじゃん、涼介｣

真面目な顔で山田くんに告白されてしまった…これはきっと本気だ…

どうしよう…きっと私がOKすれば山田担の子達が可哀想だ…

山｢ごめん、でも本気だから。考えといて。｣

やっぱり本気だった…
返事にやっぱり困ってしまう。私は叩かれてもいいけど、それで山田くんに迷惑をかけるようならいっそ、ここで断った方がいい。

『あの…』

山｢何？決まった？どうするか。｣

『あ、えと、仮に私と付き合ったとして、私がそれでﾈｯﾄとかで叩かれたりして山田くんに迷惑をかけるようなら…』

山｢そんなの気にしない。なんならAちゃんの事叩くならその人達はﾌｧﾝにいらない。それに、それはAちゃんが傷つくことでしょ？だから、Aちゃんが俺と付き合ってもいいなら俺は全力でﾌｫﾛｰする。｣

話してる途中で真面目に言われてしまった…

『私は叩かれてもいいです。でもまだ心の整理がつかないので考えさせていただけませんか？』

山｢分かったよ。｣

ｶﾞﾁｬｯ

ﾄﾞｱが開いて、髙木くん・八乙女くん・岡本くんが入ってきた。山田くんの事で頭がいっぱいで周りを見てなかったけど今入ってきた3人がいなかったらしい。

山｢ﾀｲﾐﾝｸﾞ悪っ…｣

岡｢あ、山ちゃんごめんね。｣

髙｢ごめーん♡｣

八｢ごめん山田。で、なんの話ししてたの？｣

髙｢てか、その子だれ？｣

伊｢山田が言ってたかわい子ちゃん。｣

岡｢あ、その子がそうなの？｣

八｢名前は？｣

『えっと』

知｢Aちゃんだよ。｣

私が名前を言おうとしたら知念くんが割り込んで来て代わりに言ってくれた。それが気に入らなかったらしく、山田くんが、ﾑｯとした顔をしている。

山｢なんで知念が言うんだよ。｣