そして君に僕は溺れる ( Yt × Ym ) (ページ9)

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Cn side

｢りょーすけ！もっと積極的に行かないとゆうてぃには伝わんないよ！ちょー鈍感なんだから｣

『だぁって、俺もうあの時点で爆発しそうだったんだもん…』

写真部である裕翔と別れ、放課後のカフェで

涼介と計画を練っていた

涼介がゆうてぃのことがすきなのは

一瞬でわかった。

初めて見た時のゆうてぃをみる涼介の目は

キラキラしていて

まるで恋する乙女みたいだった

正直ゆうてぃはモテない。

いや、彼は自分からモテることを避けるんだ。

普段ゆうてぃは目が隠れるほどの前髪にメガネ

でも僕の前では1度だけ

1度だけメガネを外した姿を見たことがある

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｢ゆうてぃー、こんなとこで寝ないでー…｣

お昼休み

僕らは誰も入らない屋上を使い、こっそりと

2人でお弁当を食べることがあった。

ゆうてぃはベンチに座り、空の写真を撮っていたと

思ったら、いつの間にか寝てしまっていた。

僕はほんの出来心でゆうてぃに近づき

顔をすっと覗き込んだ。

・

｢…！｣

僕は自分の目を疑った。

だってそこに居たはずのゆうてぃは

｢ん…｣

・

・

とても綺麗な顔をしてすやすやと眠っていたのだ。

誰がどう見てもイケメンな顔立ち

そしてゆうてぃのスタイルを考えるとモデル並み

モテない理由がないくらいのイケメンなのに

僕が何も言えなかったのは

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｢っ…ごめ、ん…｣

・

涙を流しながら誰かに謝っている姿を見て

自分の顔を隠し、生きていること

・

そして今涙を流し、誰かに謝っている姿

何か理由があるに違いないと思うと

簡単に口には出せなかった。

そして、僕は理由が聞けないままだった。