そして君に僕は溺れる ( Yt × Ym ) (ページ17)

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Yt side

それからパフェやケーキ、飲み物が運ばれてきて

そこから俺はやまと他愛のない話をする

やまがカフェ好きで、カフェ巡りが趣味らしい。

そして、甘い物や可愛いものが

大好きなのだという。

そして、普段からよく料理をするらしく

美味しいものを食べるのが大好きらしい。

｢すごいね！やまって女子力高いんだね

はじめ出会ったときは変わった男の子だと

思ってたけど、仲良くなってから

もっと色んなやまが見れてる気がする｣

やまは美味しそうにパフェを頬張って

口の端にクリームをつけている。

『そう？？

まあ、今まで変わり者って言われて

誰も俺と話してくれなくて寂しかったんだ。

でも、裕翔が初めて声掛けたら応えてくれて

すごい嬉しかったんだ！』

俺は口の端に付いたクリームを指で掬い

それを舐める。

『へ？あ、ご、ごめ…//』

やまの頬がパフェに乗ったいちごのように

赤く、赤く染っていく。

｢ふふ、そんな顔されると勘違いしちゃうじゃん。

やまはほんとに甘い物が好きなんだね？｣

すると、やまは顔を真っ赤にして

俯いた顔を上げ、ぼそっと

『いいよ…？勘違いしても…//』

と、呟いた。

｢へ？ごめん、もっかい言って？？｣

俺は会話がききとれず、やまに尋ねる

『ご、ごめん！やっぱなんでもない！

裕翔もこれ、食べなよ！』

やまは先程のことが何も無かったように

また、話を続ける。

『えとね、そういえば知念が今度俺らに紹介

したい友達がいるらしいんだって。

俺も友達になれるかな？？』

｢やまなら大丈夫だよ！

その子ともすぐに仲良くなれると思うな。｣

するとやまはほっとした表情を見せ

『裕翔に言われたらなんか

大丈夫だなって気がしてきた。

裕翔の言葉は魔法の言葉だねっ』

と言った。

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魔法の言葉…か。

俺は今までそんなことを言われたことが無かった。

そう言って貰えたことがすごく嬉しかった。

俺らはこうして、しばらくカフェでのんびりした。

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