R、Y、D、Y 短編、中編集 3

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知念 side


知 「んっ…ここは…」



目が覚めると僕はベッドの上にいた。


いつの間に…。


でも、僕の家の寝室ではない。


ここは…涼介の家？



そうだ、僕、涼介の家に遊びに来てたんだ…



知 「涼介が運んでくれたのかな…？」



そう思いベッドから出ると、身体が重く感じて
身体を見るといつもより太っている気がした。


しかも何か…いつもより丸みがある？


襟足も短くしてたのに、デビューの時くらいある。



知 「変な感じ…。んっ？」


胸元を撫でると、ふにっとした感触がした。


知 「嘘でしょ…。なんで…」



信じられなかった。

男の子には無いものがあって、あるものが無い。



女の子になってる…？




山 「あっ起きてたんだ！」


知「涼介！ねぇ、どうしよう！」


山 「何をそんなに慌ててんだよ笑 まぁ、そこも可愛いけどね」


知 「女の子になっ、んぅ…」



えっ…？


今、涼介に…


キスされてる？



山 「ふふ笑 顔真っ赤だよ？さ、ご飯食べよ」



なんでそんな平然としてるの！？



知 「涼介！あの…僕たちって」


山 「僕？男の子じゃないんだから笑」



ん？この世界じゃ僕は女の子ってこと？



山「今日はどうしたの？侑李らしくないけど」


知 「ゆっ侑李！？////」


山 「今更ビックリしてるの？結婚してからは名前で呼べって言ったのは侑李だろ笑」



…結婚？



結婚してるの…？



知 「涼介…僕…私たちって夫婦だよね？」


山 「うん。世界一幸せな夫婦だよ。いや、三人家族かな」


知 「…三人？」


山 「お腹の中の赤ちゃんも入れて三人。まだ生まれてないけど家族には変わりないからね」



赤ちゃん！？


まさか、太っている気がしたのも、
身体が重かったのも…


子どもがいたから…。





山「侑李…」


ガバッ



知 「涼介…？////」


山 「愛してる。お前と結婚してよかった。」


知 「…わっ…私も////」



ここは一体何の空間なの…？

続く

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