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9話 ページ10

祭りの試合前
ジュド将軍とグンテ将軍の会話が聞こえてきた

「なんとも気合いの入らんお方よ」
「同感だ。」
私も、同感です‥
「珍しく意見が合ったな
だいたい試合と言うが陛下は武術は
お出来になるのか?陛下の幼馴染みであった雷獣
あやつは天才だった
だが‥
陛下の武術の腕は噂にも聞かん。
雷獣が虎なら陛下はさながら兎だな」
‥‥‥。少し苛立ちが湧く
「誰が貴様なんぞと
意見が合うか。天賦の才が
そんなに輝かしいか」
私も堪えきれなくなって言いはなつ
「グンテ将軍
貴方のいう兎の本当の姿を見せて
差し上げますよ」
呆気に取られる将軍を他所に私とジュド将軍は
その場を離れた。

ドオン ドオンと太鼓がなる
スウォン様率いる白軍 対
グンテ様率いる合戦の始まりだ。
私の階級は貴族。なので
平民、の階級を持つ者の皿を次々と割っていく
カキン カキン


激しい剣の音がしたと思いきや
ジュド将軍とグンテ将軍の二人が刃を交えてた。助太刀にいきたいけど貴族の階級は
王の階級の者の皿を割れない
私はどんどん平民の者の皿を割りに攻める。
ようやく
グンテ将軍はスウォン陛下の逃げ回る目的に
気づきつつあるようですから。
その後
突風のせいで視界が遮られるものの
私達は上手く切り抜け一気に赤軍を不利に追い込んだ。
そして最初で最後の王対決

「さて、貴方は一人です。グンテ将軍
試合とはいえグンテ将軍が負けては部族長として、立つ瀬がないでしょう。
復活の機会を与えます。
捕虜を解放してもう一度勝負は いかがです?」
「ここが戦場ならば死は生き返らない。
たとえ目の前が千の敵だとて俺は戦う

面目など気にして国が救えるか!!!」
ニヤリ、私は笑う。
たぶんスウォン様の狙いはここに‥‥!

王対決はスウォン様がわざと負けたが、試合は赤軍の勝ち
そして、この祭りをきっかけに活気を取り戻す地の部族領
スウォン様はどこまで計算されてたのでしょう?
尊敬します。


私達の旅の目的地は阿波の港へ

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設定タグ:暁のヨナ , スウォン , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:暁風の夢 | 作成日時:2015年12月3日 22時

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