緑の風を探して

24話 ページ27

「イオリ様にお願いが
あるのだけれど」

リリが私に‥‥お願い?
「良いですよ。私に出来ることならば」

「8人組の怪しい連中を見かけたの
戒帝国の服を着た奴もいた。
そいつらの調査に一緒に来てほしいの」
「良いですよ」
私は即答で了承した。
私が役にたてるのならば力になりたいですし。
「ちょっとイオリ様!!
断った方が良いかと!万が一に何かあったら
スウォン様やジュド将軍に怒られ‥‥
いや、イオリ様が危険にさらされます!!」
キハトが
今、何か変なこと言わなかった‥‥?
まぁ、いいや
聞かなかったことにしましょう。
「私のことは大丈夫ですよ。
キハトもいますし万が一は戦いますから」
ニコッと笑って言うと
キハトはまたもや頭を抱える
「しょーがないお妃様ですね‥
分かりましたよ。もう‥‥」

「本当に同行して頂きよろしいのですか?」

側近のテトラが確認をしてくる。
やっぱり私が身分が高いから
それを気にしているのでしょうね

「大丈夫ですよ。
リリがわざわざ私に頼むということは
それが重要なことはのでしょう?」

「ええ。
水の部族の現状を知ってほしいの

お父様なんて信用出来ない

あいつらは私が調べあげてやる」

「よーしっ
俺も気が変わったっ!!
お嬢さんの力になりましょう!イオリ様」
キハト‥‥
どこがどう気が変わったのですか‥‥
何だかよくわからない人ですね?

「‥変わった人ですね」
「そう、ですわね‥」
テトラともう一人の側近 アユラというらしい
が、口々に呟く
私もそれは同感です。
「イオリ様の従者 変わってる奴ね」

「はは‥よく言われるんですよねー」
キハトはそう
苦笑いで答えていた。






こうして、リリの頼みで
私達は四泉の港町へ

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