35話 ページ10
ふと
海を見ると 船から大きな炎か立ち上ぼり
あの兵力だけで船隊を沈めていた。
やっぱり向こうには
雷獣も‥いるんですね‥
「伏せろ!!矢がくるぞ!!」
突然の黄龍の叫び
ヨナ様の盾になる黄龍を庇うように
とっさに前に出た。
その私の前に
スウォン様
その前には ジュド将軍とキハトが出て
剣を振るうと
バキバキと
音をたてながら矢は砕け散った。
「兵を動かしたのがバレたのかしら!?」
「いや 彼らが狙ってるのは‥」
ヨナ様‥か。狙いは‥
ヨナ様は応戦して弓矢を放とうとするも
スウォン様に止められているのを
目撃した。
「イオリ!!」
「イオリ様!!」
スウォン様とキハトに同時に呼ばれ
二人のいる方に振り向く。
「リリ様逹を頼みます」
「後は任せて下さい!!
ウォン様 俺は後方を」
「では私とジュドさんは前方をやります」
「はっ」
キハトとスウォン様 ジュド将軍は
戦闘に向かっていった。
しばらく槍を構え辺りを警戒していると
ヨナ様がここから移動し
応戦に加わろうとしているのが
目に入った。
「待ってください!
出歩かれると危険です!!」
「‥‥私は私の判断で行く
自分の身くらい自分で守れるわ」
ヨナ様からのきっぱりとした拒絶に
言葉を失ってしまった。
ズキ‥と心が痛む
‥‥‥これで良いんだ。
私は、恨まれて当然なのだから‥‥‥
‥でも私はっ‥‥‥‥
キラッ
何かが光り その後すぐヨナ様に向かって
矢が飛来する。
「娘さ‥」
「ヨナ様ッ!!!」
黄龍の言葉を遮って私は庇う位置に立ち
槍で弓矢を切り裂く
「‥何で守ろうとするの？」
ヨナ様は低い声で私に問いかける
何故？
‥‥‥‥そんなの、決まってるじゃないですか
「私は
ヨナ様とハク様には
恨まれて当然なのですが
それでも‥‥
私はっ‥‥
貴女様方に
生きていてほしいから
今だけは守らせて下さい」
次に会ったときは敵だと
自分に言い聞かせて
覚悟を決めて来たけれど
やっぱり、私は
ヨナ様やハク様への情は捨てきれない‥
「‥‥分からないわ」
ヨナ様はそれだけ言うと黄龍と共に
行ってしまう
私はその姿を見送ることしか出来なかった。
ヒヨウの刺客も全滅させた頃
リリと共に私は
スウォン様やキハト逹と合流した。
「何だ」
「沖の船が燃えてる‥」
住民がただごとでない様子に気付き
騒ぎ始める。
人が、多くなってきた
早くヒヨウを見つけなければ‥
「イオリ!!」
私を呼ぶあの人の声に
この場にいる全員の視線が集まった
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暁風の夢(プロフ) - 芽留さん» ありがとうございます！更新は遅くなるかもしれませんが精一杯頑張ります！ (2016年5月7日 21時) (
レス) id: 4565eb4012 (このIDを非表示/違反報告)
芽留 - 初めまして(//∇//)小説大好きです(*≧∀≦*)これからも頑張って下さい＼(^o^)／ (2016年5月7日 21時) (レス) id: 9850d6f22d (このIDを非表示/違反報告)
暁風の夢(プロフ) - りりらさん» ありがとうございます！これからも この作品をよろしくお願いします (2016年3月25日 19時) (レス) id: 4565eb4012 (このIDを非表示/違反報告)
りりら - 一気に読んでしまいました！面白かったです (2016年3月25日 19時) (レス) id: c83de81e00 (このIDを非表示/違反報告)
暁風の夢(プロフ) - きーや(｡-_-｡)さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです (2016年3月24日 10時) (レス) id: 4565eb4012 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁風の夢 | 作成日時：2015年12月3日 22時
