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31話 ページ6

あるお店にて‥‥

私達は休憩を取りながら
情報を共有していた。

「成程
そのヒヨウという人が水の部族 沿岸部の町に
麻薬をばらまいてるんですね」

「そうなんです。
多数の宿にヒヨウの息がかかっていて‥」
と私が言うと
それに付け加えるようにキハトが言う
「恐らくそいつが
ナダイ密売の中心人物なんすよ」

「そいつは私の側近を刺した憎き敵よ
詳しい場所と日時は分からないけど
ヒヨウは近頃
仙水で南戒の商人との取引を行うらしいの」

「ふむふむ‥あ お汁粉下さい」
「私も下さいっ」
私とスウォン様が
追加注文しするとお汁粉が運ばれてくる。


「あなた方‥
甘味所で一服やってる場合ですか!?」

ジュド将軍は一人 焦ってるよう。
まぁ、スウォン様が長く滞在出来ないのは
分かりますけど‥‥


「今は一服する場合っすよジュド先輩
あ 先輩も団子 食べます〜?」

「いらん!!
それと、わざとらしく先輩と言うなっ!!」
ドンッ
ジュド将軍は拳を机に打ち付ける。
なんだか
キハト‥‥グンテ将軍に似てきた気が‥
ずず‥‥
私は汁物をすする。
「随分
キレやすい奴を雇ってるのね」
「ふふ。
そこがこの人の面白い所なんです

でも、そろそろヒヨウさんの
居場所と取引日の調査をしていかなくては
なりませんね」

「そうですね。皆さん 行きましょうか」
皆が
食べ終わったのを確認して店を後にした。


「じゃあ‥あの子と合流した方が良いかな
麻薬密売組織と闘ってる連中がいるの
旅芸人のくせに」
「そうなんすか
今どき珍しいっすね―」

前方を歩くリリとキハトが
そんな話をしている中

私は、隣にはスウォン様がいることに
なんだか
安心感をいだいていた。
スウォン様がいなくてキハトと2人。
冷静を装っても心ではやはり
落ち着かなかったのかも
「イオリ
どうかしましたか?」
「きゃっ‥
あ、ス‥いや、ウォン。どうしたんですか?」
耳元で囁くように言われるものだから
びっくりしてしまった。
「驚かせてすみません‥
イオリは何か考え事ですか?」

「そう、ですね‥
でも そんなたいしたことではないですから‥」
私は心配かけさせまい と
手を振って答える。

「そうですか?
なら良いですが‥

あまり抱え込まないで下さいね

いつでも側にいますから」


ドキン‥‥

スウォン様の言葉に
何故だか
心臓が飛び跳ねた。

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暁風の夢(プロフ) - 芽留さん» ありがとうございます!更新は遅くなるかもしれませんが精一杯頑張ります! (2016年5月7日 21時) (レス) id: 4565eb4012 (このIDを非表示/違反報告)
芽留 - 初めまして(//∇//)小説大好きです(*≧∀≦*)これからも頑張って下さい\(^o^)/ (2016年5月7日 21時) (レス) id: 9850d6f22d (このIDを非表示/違反報告)
暁風の夢(プロフ) - りりらさん» ありがとうございます!これからも この作品をよろしくお願いします (2016年3月25日 19時) (レス) id: 4565eb4012 (このIDを非表示/違反報告)
りりら - 一気に読んでしまいました!面白かったです (2016年3月25日 19時) (レス) id: c83de81e00 (このIDを非表示/違反報告)
暁風の夢(プロフ) - きーや(。-_-。)さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです (2016年3月24日 10時) (レス) id: 4565eb4012 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暁風の夢 | 作成日時:2015年12月3日 22時

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