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42話 ページ17

「スウォン、キハト用意は良いですか?」
私は2人の顔を見回しながら確認する。

「大丈夫っすよ」

「私も大丈夫です。ジュド将軍に見つからないうちに、行ってきましょう」
頷く2人を見て私もこくりと頷いた。

こんなこと、あまりしたくないけれど
早朝のうちに行ってこれば‥‥‥

「なにを企んでいらっしゃるんですか?
イオリ様、スウォン様」

「げっ!?」
「えっ!?」
「何でいるんですかっ?」

ふいに背後からの声
キハト、スウォン、私の順で
多様な反応を現す。

計画、失敗じゃないですか
ジュド将軍にバレるなんて‥‥
この時間帯なら、ジュド将軍はまだ部屋にいる筈なのに


「何かを企んでる事、バレバレですよ。
一体、何をしようとしてたんですっ!?」

「あの、ちょっとですね‥」
「‥えと、その‥ですね‥」
私とスウォン
2人で言い淀むとキハトが声を高らかに
言いはなった。

「つ、ま、り!!そういう訳ですよ!
正式な婚約者同士ですから‥
察してあげて下さいよっ」

「違いますっ!!」
「違いますからっ!!」

私、スウォンの順に反論する。
そういう事じゃないんですよっ!!

だが
キハトの言葉に明らかに動揺を見せるジュド将軍。
「 ちょ、ジュド将軍
キハトの嘘を真に受けないで下さいっ」

「え、あっ‥嘘!?
おい、何をでたらめ言っている‥‥ッ」

私が言うとはたと気付いたジュド将軍は
怒りを露にしながらキハトに詰め寄った。

「ちょ、落ち着いて下さいって将軍」
すかさず、キハトは逃げの一手で
少し距離をとる。

「ジュド将軍。落ち着いて‥
外出したいと思ったのは訳があるんですよ」

スウォンも、ジュド将軍を落ち着かせようと懸命になる。私も意を決して打ち明けることにした。

「私の大切な人のお墓参りに行きたいんです」

正確には
私の初代巫女が眠っているお墓なんですけどね

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暁風の夢(プロフ) - 芽留さん» ありがとうございます!更新は遅くなるかもしれませんが精一杯頑張ります! (2016年5月7日 21時) (レス) id: 4565eb4012 (このIDを非表示/違反報告)
芽留 - 初めまして(//∇//)小説大好きです(*≧∀≦*)これからも頑張って下さい\(^o^)/ (2016年5月7日 21時) (レス) id: 9850d6f22d (このIDを非表示/違反報告)
暁風の夢(プロフ) - りりらさん» ありがとうございます!これからも この作品をよろしくお願いします (2016年3月25日 19時) (レス) id: 4565eb4012 (このIDを非表示/違反報告)
りりら - 一気に読んでしまいました!面白かったです (2016年3月25日 19時) (レス) id: c83de81e00 (このIDを非表示/違反報告)
暁風の夢(プロフ) - きーや(。-_-。)さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです (2016年3月24日 10時) (レス) id: 4565eb4012 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暁風の夢 | 作成日時:2015年12月3日 22時

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