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40話 ページ15

「も、もちろん‥って‥本当にいいのですか?」
私の返答に
あわてふためくスウォン様。
何で‥でしょう‥?

「私もスウォン様と ずっと側にいたいです
この思いは変わりありません」

「でも分かってるのですか?イオリ

それは‥恋人‥婚約する‥という意味で
お互いにふれ合う事も、あるのですよ?」

ふれ合う‥‥
キスとか‥‥?スウォン様と‥‥‥?

ボフンッ
意味を正しく理解して恥ずかしさが込み上げる

いや、そういうことだと‥
分かってはいたのですが‥っ

「‥そうですね‥イオリには心の準備が
必要なようですので‥‥」



スウォン様は
私に そっと近づくと頬に口づけた



え‥‥‥‥‥‥ええっ?


唐突のことに 私は硬直する。
今の出来事を 理解するにはだいぶ時間を要した

「今は これぐらいにしておきます。
けど、あまり待たせないで下さいね?」

いたずらっぽい笑みを浮かべるスウォン様に
私は ただ呆然とするだけだった。

「では 部屋まで送っていきますね」

「あ、待って‥"スウォン"‥」

私はスウォン様の手を取ると
目を丸くして驚いた顔をする。

あっ名前‥!!

「し、失礼しましたっ!!スウォン様‥」

「いえ、スウォンと呼んでください イオリ
その方が 嬉しいです‥」

珍しく頬を赤く染めるスウォンにつられ
私まで恥ずかしくなって目をそらす


「‥‥す、スウォン‥‥
もう少しだけ、一緒にいても‥いいですか?」

「‥そ、そうですね‥
いいですけど‥‥私が恥ずかしくて‥その
倒れてしまいそうです」

「えっ‥‥そう、なんですか」


妙な沈黙が この場を包む
甘いひとときに時間さえも忘れてしまいそうだ


スウォンといると胸が熱くなる
恥ずかしい反面 ずっと、一緒にいたい
姿をずっと見ていたい。


そっか。こういうのが恋なんですね
今、この瞬間が すごく幸せ

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暁風の夢(プロフ) - 芽留さん» ありがとうございます!更新は遅くなるかもしれませんが精一杯頑張ります! (2016年5月7日 21時) (レス) id: 4565eb4012 (このIDを非表示/違反報告)
芽留 - 初めまして(//∇//)小説大好きです(*≧∀≦*)これからも頑張って下さい\(^o^)/ (2016年5月7日 21時) (レス) id: 9850d6f22d (このIDを非表示/違反報告)
暁風の夢(プロフ) - りりらさん» ありがとうございます!これからも この作品をよろしくお願いします (2016年3月25日 19時) (レス) id: 4565eb4012 (このIDを非表示/違反報告)
りりら - 一気に読んでしまいました!面白かったです (2016年3月25日 19時) (レス) id: c83de81e00 (このIDを非表示/違反報告)
暁風の夢(プロフ) - きーや(。-_-。)さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです (2016年3月24日 10時) (レス) id: 4565eb4012 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暁風の夢 | 作成日時:2015年12月3日 22時

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