36話 ページ11
「イオリ‥話がある」
「イオリ様‥お知り合いですか?」
「身内です」
スウォン様に聞かれるが手短に答えてから
姉様の方に目線を戻す。
「‥何故 話をしないといけないのです?」
「私達のこと 教えて
イオリは 何か知ってるんでしょ‥?」
‥‥"巫女"という
私達 姉妹に託された使命のこと、ですか‥
姉様は何も知らないんですね‥
「‥‥‥‥教えた所で宿命には逆らえない
知らない方が良い事実もあると思いますけど?」
「それでも私は知りたい。
知らないまま終わるのは嫌だから
それに
誰かさんの影響で私も"自由"に
こだわるようになっちゃったんだよね
自分の人生くらい自分で決める。
どんなに縛られてようとも
抗ってみせるよ。宿命から」
‥‥これが私と姉様の違う所だと思う。
私は
自分の宿命を知ったとき 絶望して
全てを諦めようとした時もあった。
けど、姉様の瞳は光に満ちていて‥
「‥‥‥巫女は
ずっと血を繋いでる。
何千年と待ち続け
ようやく我が主が現れた事によって初めて
備わった能力が目覚め
巫女は高華国と主を
生涯 守るという使命を果たす事が出来る
紅き龍を守る為 の
神からの使者とも言われていると聞きました。
四龍と似た存在ですが
違うのは生まれつきこの力をもっていること。
どの能力が いつ目覚めるかは
個人差があるみたいですが‥。
あと、最後に‥‥」
「む、娘さんっ!!!」
黄龍の叫びにハッと我に返る。
私の視界には
ナイフを構えヨナ様に向かっていく男の姿が
しまった‥!!
このままでは
ナイフの刃は黄龍に‥‥
周りを警戒してなかった私のミス‥!!
「ヨナッ!!!」
「ヨナ様ッ!!」
私と姉様の声が重なる。
間に合わないと悟ったとき
黄龍とヨナ様の前に出て庇うハク様がいた。
そして
ナイフを持つヒヨウらしき男を
殴り付け気絶させる。
いや、
気絶させた程度ではないかもしれない‥。
その瞬間
ゾクッと身震いする。
ハク様は‥‥‥背筋が凍るような殺気に満ちていた
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暁風の夢(プロフ) - 芽留さん» ありがとうございます！更新は遅くなるかもしれませんが精一杯頑張ります！ (2016年5月7日 21時) (
レス) id: 4565eb4012 (このIDを非表示/違反報告)
芽留 - 初めまして(//∇//)小説大好きです(*≧∀≦*)これからも頑張って下さい＼(^o^)／ (2016年5月7日 21時) (レス) id: 9850d6f22d (このIDを非表示/違反報告)
暁風の夢(プロフ) - りりらさん» ありがとうございます！これからも この作品をよろしくお願いします (2016年3月25日 19時) (レス) id: 4565eb4012 (このIDを非表示/違反報告)
りりら - 一気に読んでしまいました！面白かったです (2016年3月25日 19時) (レス) id: c83de81e00 (このIDを非表示/違反報告)
暁風の夢(プロフ) - きーや(｡-_-｡)さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです (2016年3月24日 10時) (レス) id: 4565eb4012 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁風の夢 | 作成日時：2015年12月3日 22時
