突然、松野家に住むことになりまして。2【ギャグ】【おそ松さん】

trip-76 ページ40

その日の夜。(すみません…話の数が足りないので早送りします)


チョロ「消すよー」

パチッ



カラ松side.

おそ松が登場してから、茉代はもうその話については触れなかった。

あの話から読み取れることは何だ…？


"ありがとう、楽しかった"


いきなり走馬灯が見えたかのように、今までのことを語り出した。
そして最後に「忘れない」…と。



俺は、ふたつの出来事を思い出した。

結構前の話になるが、茉代が今日のように俺と二人きりになったことがあった。


確か喫茶店に行った気がする。
俺が茉代のことを「カラ松girl茉代」ではなく、「茉代」と呼び始めた日だ。


そしてその時に言った言葉。



「違う世界から来たんだ」



そして、その後に起こった出来事。



二人の手が透けていたこと。


この出来事が暗示しているのは…
ただひとつ。



そうだ。


俺はなんで気付かなかったんだ。


ずっと一緒にいられると思ったが、そうではなかった。
それに…この出来事を知っているのは俺だけだ。
俺が、二人と俺達 六つ子を結ぶ鍵を握っている。

茉代だけが俺に言ってきたが、きっと優貴も同じようにいなくなるんだと思う。

きっと、いなくなる日が近付いてきているんだ、と。




だが今日、何かを言いかけた気がする。
その時に運悪くおそ松が来たわけだが…。


カラ「…。」


本人に聞くのが一番早いが、こういう時はあまり追求しないほうがいいのかもしれない。

俺は色々考え、やがて目を瞑った。

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