【ONEPIECE】死の執着2【男主】 (ページ6)

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15話③ ページ6

「あー……342だ」
「300？結構古いね」
「ここは701から800番までだよ。
301から400はもっと下」

子どもの数は
想像以上に多いらしい。
下の階とわかり、
登ってきた穴から降りようとしたら、
誰かが少し大きな声で
教えてくれた。

「342番なら知ってるよ。
地下に入れられた人でしょ」
「あ、たしかにあの人
髪青かったし包帯巻いてたね」
「唯一の成功作だよ」
「失敗作じゃないの？」
「違うよ、成功作だって言ってたもん。
用心棒の人たちが話してるし」
「500番目まで全員死んだのに
その人だけ生きてるんだよ」
「死んだと思ってた」

幼い子どもから次々と
不謹慎な言葉が出てくる。
気になるものはたくさんあるが、
とにかく今一番重要な
Aの居場所を聞き出さなければ。

「地下？地下にいんのか？
300から400は
3階にいるんじゃねぇのか？」
「よく知ってるね」
「301からだよ」
「その人は特別だからだよ」
「部屋がないの」
「1階から5階は
研究者とか用心棒の
部屋になったんだよ」
「地下に連れてかれてるの見たよ」
「地下か……じゃあ下だな」

ゾロは再び穴を飛び降り、
さらに床に穴を開けて
ワイルドに降り始めた。

「変な人だったね」
「穴空いちゃったよ」
「怒られるの僕らかな」
「怒られたらどうなるのかな」
「殺されちゃうんじゃない？」
「殺されるんだったら、
怒られた方がいいね」
「そうだね」
「早く死にたいね」

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