【ONEPIECE】死の執着2【男主】 (ページ27)

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20話③ ページ27

ローがサニー号に乗り込んでから
一週間が経った。
食料や日用品の調達のため、
辿り着いた島に降りた。
Aは船に残るつもりだったが、
ナミに誘われ街へ出た。
チョッパーも一緒だ。

「荷物持ち？」
「まぁねー。それもあるけど、
あんたの服も必要でしょ」
「服？」
「あんたの服、
それ以外見たことないのよ。
どうせそれしか
持ってないんだろうから、
私が選んであげようと思って」
「俺金ない」
「貸すわよ？」
「………」
「俺も賛成だ。その服結構汚れてるし、
衛生的によくないだろ」

チョッパーもナミの味方か。
まぁたしかに汚い。
衛生的に良くないのもその通りだ。
Aはおとなしくついていくことにした。
しかし、この2人は
本屋に行ったり服屋に行ったり
本屋に行ったり服屋に行ったり。
おとなしくしてたら
こっちが疲れ果てそうだった。
しかも選ぶと言っていた自分の服は
まだ購入していない。
チョッパーもチョッパーで
ナミと楽しそうに買い物しているから
何を言っても無駄か。

「(………楽しい……)」

どれだけ悪態をついても、
やはり心は正直か。
キャーキャー笑う2人を見てたら
最後まで付き合おうとまで思ってしまう。
店の外で座って待っていたが、
少しくらい店内を見てみようか。
初めてのショッピングだ。
何もかもが新しい。
立ち上がって店に入ろうとした。
その時だった。
何かとんでもない気配がした。
振り返ると、そこにいたのは

「よーやく見つけたよ〜…
百目の………ルネートル・A」
「！！！」