【ONEPIECE】死の執着2【男主】 (ページ3)

今日:25 hit、昨日:0 hit、合計:125,129 hit

14話③ ページ3

「っ…い"っ…！！
あ"あ"あ"あ"あ"あ"！！！」
「ふむ……これは驚いたな…」
「(痛い………痛い…やだ………死に、たい…)」
「再生能力は成長するのか…！
素晴らしい！！私の研究も
ようやく完成に近づいている！！
次はプレスしてみようか。
移動だ。連れてこい！」
「ぃゃ……もう、や"だ…」

体の中から壊される。
骨だけ斬られている。
皮1枚で繋がったまま。
痛い。痛い。痛い。痛い。
ずっと痛いまんま。

誰か助けて。
もう辛い。ずっと辛い。
死にたいのに死ねない。
死ぬ恐怖と、死ぬ痛みと、
何度も味わったのに
ちっとも死ねない。
あらゆる苦しみを体験したのに、
気づけば新たな実験が始まっている。
誰か、助けて。

助けはこない。
ずっとそうだったじゃないか。
10年も願い続けたけど、
誰も助けてくれないし
ここの存在だって知らないだろ。
"助けて"って、何をしてもらったら
助けたことになるんだ。
自分を殺してもらうことが
自分にとっての救いでも、
誰かにとっては、全く救えていないだろ。

「(変わろうか、俺が。
再生まで時間かかるから、
寝ていればいい)」

俺もお前も、結局死にたいんだから、
自力で死んでみようか。

❁✿✾ ✾✿❁︎