【ONEPIECE】死の執着2【男主】 (ページ14)

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17話② ページ14

「組織としては成功に近い失敗だけど、
Aは必要不可欠な存在だったんだ。
彼以上に再生能力を持つ人は
一向に現れなかった。
今では痛覚を完全に麻痺させることに
成功してるけど、再生はちっとも。
Aの体に再生能力が適応したのは
全くの偶然だった。
ある程度再生する力を
与えられた子も結構いるけど、
やりすぎれば再生が間に合わずに死ぬ。
そうしてもう…600近くの子どもが死んだ」
「何その話…！！
信じられないわ！！
あんたたち一体…人の命を…
子どもを何だと思ってるのよ！！！」
「………ほんとにその通り。
言い返す言葉もない」

❁✿✾ ✾✿❁︎

「あらゆる死を経験した。
焼死、溺死、窒息死、出血多量、
プレスもそうだし、斬首も。
どれだけ斬っても死なないから、
今度は心臓を貫いてみようか。
心臓を貫いても死なないから、
今度はメリケンサックで
ボコボコにしてみようか。
ボコボコにしても死なないから、
今度はチェーンソーで
脳みそを割ってみようか。
脳みそを割っても死なないから、
今度はミンチにしてみようか。
ミンチにしても死なないから、
今度は毒を盛ってみようか。
毒を盛っても死なないから、
今度は薬漬けにしてみようか」

ゾンビの実験は、
そうやって繰り返されている。