【ONEPIECE】死の執着【男主】 (ページ50)

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13話③ ページ50

「…？A、何か言ったか？」
「え？なんも………なんか聞こえたのか？」
「見せてあげる…みたいな……気のせいか？」
「おい！！マストに誰かいんぞ！！」

ゾロが怒鳴った。
一味はマストの上の方を見る。
たしかに、誰かがいた。
しかし人間のようなシルエットには見えない。
羽が生えているような…

「…鴉天狗……あいつだ」
「あいつが！？」

鴉は翼を広げ、一段階降りてきた。
その姿は小柄で中性的な顔立ち。
女なのか男なのかよくわからなかった。
あまり強そうには見えないが、
だがAの目が
冗談ではないことを語っていた。

「久しぶり………342号」
「……お前が直々に来る…とはな」

声も中性的だった。

「GPS壊したでしょ。
ずいぶん探したよ。
追いかけてたはずの人たちも
逃したっていうし」
「………」
「……帰ってきてもらうよ」
「…断ったら？」
「断ってもいいけど、
僕の任務は君を連れて帰ること。
どれだけ抵抗しようが意味は無い。
君に拒否権はない」

言い終わると、
Aの体が浮き始めた。

「え！？A！？」
「っ……くそ…！」

取り返そうとルフィが手を伸ばす。
Aに手が届くより先に
鴉はルフィに向かって指をさした。
すると、伸びていた腕はぴたっと止まった。

「あれ！？伸びねーぞ！！」
「面白いでしょ。神通力」

今度は両手を広げ、力を入れた。

「！！なんだ…これ…！」
「動けねぇ…！！」
「じゃあ、342号は返してもらうよ」

それだけ言い残し、
鴉天狗はAを浮かしたまま
共に船の進行方向へ消えていった。
しばらくすると体が動くようになった。

「おいフランキー！！
すぐ追いかけんぞ！！」
「スーパー任せとけ！！」

皆が船体に掴まり、
すぐにクードバーストで
サニー号は飛んでいった。

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コピペって超便利。
妖怪とかそういうの大好きなんですよねー。
やる気があったら続編いきます。