【ONEPIECE】死の執着【男主】 (ページ48)

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13話① ページ48

キッチンから出て目に付いたのは、
ぷんすかと怒っているルフィと、
呆れた様子のウソップとゾロだった。
甲板からあがってきたロビンに
何があったのか聞くと、
どうやら喧嘩をしたらしい。
昨日喧嘩をしないと約束したのに、
やはり一悶着あったのか。

「チョッパー！もうAの腰の
番号とれよ！あれがあるからいけねぇんだ！！」
「…？？」

甲板で叫んだことに
Aが首を傾げる。
ロビンが笑いながら教えてくれた。

「貴方の追っ手はかなり多いのね。
組織のまた別の人が
ルフィたちに"Aを返せ"って
言ってきたらしいわ」
「しかも342号って呼ぶからよー…
ルフィが怒って暴れたってことだ」

ウソップも階段をあがって
話にまざった。
まさか誰かが自分のために
怒ってくれるとは思わなかった。
チョッパーはルフィを宥めている。

「ごめん……やっぱり俺…
降りた方が…」

言い終わる前に
ウソップにチョップされた。

「ばーか。んなこと言ったら
またルフィが怒るぞ。
俺たちの誰一人、
迷惑なんて思ってねぇ。
もうお前は仲間なんだからな！
むしろルフィの方が
俺たちに迷惑をかけていると言える」
「ふふふ」
「…………ありがとう…」

❁✿✾ ✾✿❁︎

本来ならばログが溜まるまで
もう少しいなければいけないのだが、
麦わらの一味には用事ができた。
エターナルポースを頼りに
組織をぶっ壊しに行く。

「組織はでかくなってるっつったが…
敵の数はどれくらいなんだ？」

フランキーが舵をとりながら聞く。
あの一件以降、
Aは外に出るようになった。

「俺が逃げ出してから
4年か5年経ってるからな…
海軍がどれくらい関わってるかによる」

深く関わっているなら
敵の数は未知数だ。
だが約5年逃げ回って
海軍大将が出てきたことは無い。
というか下っ端海兵しか見ていない。
おそらく軍は
大した脅威にはならないだろうが、
警戒するに越したことはない。
Aの記憶を頼りに
研究所の地図を描く。
一味全員がそれを取り囲んだ。
地下に実験室や研究室があり、
地上に実験体の部屋がある。
個別だが、牢屋のように鉄格子になっている。
001〜100が1階。
101〜200が2階。
201〜300が3階。
現在はどこまで階があるのかはわからない。
壊してほしいのは地下室だ。
そこであらゆる実験が行われる。