【ONEPIECE】死の執着【男主】 (ページ24)

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6話② ページ24

チョッパーは急いで
ドアの外で待機していたロビンに
助けを求める。
ロビンもそれに対応し、
乱暴にドアを開けて出てきたAを
能力で捕らえた。
床や壁から手が咲き、
Aの手足や胴体を押さえる。

「！！？」
「チョッパーに頼まれて。
話を遮って逃げるなんて
失礼じゃなくて？」

Aは下を向き、
何とか脱出しようともがくが
簡単に抜けられるほど
ロビンも間抜けじゃない。
しっかりと掴まれている。

「放せ！！」
「A！落ち着いて！」

後ろから出てきたチョッパーが
落ち着かせようと足元から声をかけるが、
Aは一段と暴れる。

「放せ…！！放せ！！！」
「A！」

気づけば一味全員が
こちらを見ていた。
万が一ロビンから逃げた場合の対策か。
マストからルフィが
Aの顔の前まで首を伸ばした。
一瞬驚き、すぐに顔を逸らす。

「なぁA、
お前なんで海に飛び込むんだ？」
「っ……放せ…」
「チョッパーがよ、心配してんだぞ」
「……っ……」

長い前髪のせいで
顔が隠れる。
Aは震える声で言った。

「話す……話すから、解いて…！！」
「逃げねーか？」
「逃げない……早く放せ…！」

ルフィはロビンに言い、
拘束は解放された。
と同時にAは走り出し、
やはり海に飛び込んだ。

「おいA！！
逃げねーっつっただろ！！」
「まぁ待てルフィ」

怒るルフィをサンジが制す。
すぐにAは上がってきた。
息があがっているが
落ち着いているようだ。

「逃げないって約束しただろ！」
「？…逃げてない」

たしかにちゃんと戻ってきた。