子供扱い禁止！5【木村良平】〜完結〜

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控え室に戻ると子供達やスタッフさんの姿は無く居たのは良平さんだけだった








良平「！…A」








私に気づいた良平さんにニコッとだけ笑うと良平さんも安心したように笑った








貴方「皆は…？」

良平「帰ったよ」

貴方「そうですか…」









帰っちゃったのか、アドバイスとか感想とかちゃんと伝えたかったのに…先輩として何も役に立てなかったな









良平「…裕也くんは？」

貴方「帰りました！ちゃんとお別れしてきました」

良平「そっか」









そう言って俯く良平さんはなんだか落ち込んでいるようだった

もしかして私と裕也くんの事で不安になったのかな？
もう！私は良平さんだけなのに笑


暗い良平さんに向かって大きく腕を広げた状態で名前を呼んだ









貴方「良平さん」

良平「！」









良平さんは一瞬驚いた顔をした後素直に私の腕の中に収まり優しく包み込むように抱きしめてくれた
そんな良平さんの背中に手を回すとポツリと話し始めた









良平「さっきはカッコつけて行っておいでとか言ったけど内心超不安だった。もし帰ってこなかったらどうしようって」

貴方「大丈夫ですよ。私には良平さんだけですから」

良平「うん、ありがとう」









不安がる必要なんてないですよ。
今までだってそうだったようにこれからも私は良平さんだけです。









貴方「良平さん、私はこの先もずっとずっと良平さんが好きです」

良平「俺もだよ。俺もずっとAが好きだよ」









2人で顔を合わせて微笑むと自然と唇が重なった


何年経ってもずっと良平さんのそばに居たい
これからもずっと貴方の隣で笑っていたい







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