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『よし、これで一通り大丈夫だね。稜雅は勉強には困らないだろうし。』
「いや、そこまで期待しないでほしいんだけど。」
『だって、フツーにバリバリ1位取ってたんだよ？余裕だってば』
「僕はそんな気しないけど、」
学校が始まって、クラスに戻ってきたものの
稜雅にとっちゃ初めて見る顔たちだから、
どうしていいのかわかんないみたい。
お昼は三人で食べて、放課後は三人で帰って
前と変わらない生活。
『じゃ、また明日…あれ？祐基こっちから帰んないの？』
祐基「今日は男同士の話があるんで、ふふふ」
『うわ、きっも。変なこと言われても無視するんだよ？』
「うす、」
祐基「じゃーねー」
うわ、変なことを叩き込むとしか思えない。
せっかくアニメもゲームも分からなくなったのに、(失礼か)
何する気なんだよー、、
すると、トントンと後ろから肩をたたかれた。
「A、だよね？久しぶり」
『あ、え！？海じゃん！どうしたの！？』
「良かったー覚えてないかと思ったわーww」
高校の時の友達。
今はダンサーやってるみたいで、
結構有名でテレビにも出てる。
「オフが2週間ぐらいあったから、帰ってきたの」
『あ、そうなんだー』
「お母さん元気してる？」
『めっちゃ元気だよ！あ、今日寄ってけばいいじゃん！』
「え、いくいくー、久しぶりに卵焼き食べたいな」
私は海と自分の家まで向かった。
お母さんが大量に卵焼きを作り、
食べながら近状を話し合った。
海「あ、稜雅のこと…聞いたよ。」
『そっか…』
海「大変…だったよな、」
『まぁね、でも今は普通に学校生活送ってるし、彼なりに楽しんでるんじゃない？』
海「そっか。なんか、当たり前って結構儚かったりするよな。」
『うん、それめっちゃ感じてるよ。』
海「まぁ、稜雅の彼女はお前しかいないし、きっとすぐ戻るんだろうな。」
実際、海とは1回付き合ったことがある。
結構早めに別れちゃったけど。
今はどうなんだか。
海「あ、ねぇねぇここだけの話していい？」
『え、なにこわいんだけど』
海「結構守秘義務あるけど、Aには言っちゃっていいかなーって、みてこれ。」
すると、スマホにはモデルとかにいそうな美女が映っていた。
『誰？これ』
海「え？…俺の彼女」
『…は！？』
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作者名：Creampuff＊ | 作成日時：2017年8月19日 0時
