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ン「なんかいじめられてるみたいw」
シ「なんもしゃべってないのに?w」
ク「チーマーみたいな?w」
ダホの動画を撮り終わりそんなくだらない話をしていれば次のターゲットダーマが到着したようで、先ほど同様最初は隣の部屋へとダホが身をひそめる。俺はダーマのインターホンでの対応を終わらせてからすぐさま部屋へと駆け込む。兄貴が眠そうなんだが大丈夫か?
少しすれば玄関の方でドタバタと音がしたかと思えばダーマが部屋へと文字通り転がり込んでくる。
ク「おう。お前やっと来たな。」
聞きなれない声にダーマは固まる。その姿を見て兄貴が吹き出しそうになるのを我慢してる。俺らも必死に耐える。
ダ「あれぇぇえ!?違う。」
俺じゃないと確認すればさすがに緊張するのかさきほどのよくわからないテンションから一変する。こいつもやりにくいのか取り合えず笑いながら兄貴の横へと進む。
ク「どーもフィッシャーズのシルクです。」
ダ「フッwwwwwwww…フィッシャーズダーマです。」
ク「はい。」
兄貴が自己紹介するも、ダーマの自己紹介は笑い声にかき消され続かない。おいっと兄貴が睨むと慌ててごく自然にいつものセリフをなんとか吐き出す。
ク「あんま喋ったことないよね。俺とね。」
ダ「ない〜…ね。」
シルクと自己紹介したからか察しがいいのかなんとかタメ語で話そうとするダーマ。そういえばこいつ兄貴とちゃんと話すの初めてかもしれねぇ。ぎこちないタメ口に兄貴は隣で吹き出す。
ク「んな緊張すんなよ。んでなにする?」
ダ「え!?なにする!?決まってないのかよwじゃぁ…」
考えることを諦めたのか唐突に何がしたいかとダーマに問いかける。まさか自分で決めると思ってなかったであろうダーマは部屋をきょろきょろ見渡し近くの棚に置いてあったナンジャモンジャを取り出す。
ダ「一枚目ドン!」
ク「オバマママ!オバママでしょこいつ!」
ダ「奥田民生じゃないの?」
ク「奥田民生は緑でいたの!さっき確かめた。」
ダ「ズルくない!?」
ナンジャモンジャは割と兄貴の得意とするゲームで、ダーマもゲームが好きなこともあってか徐々に打ち解けていく。
ク「ドン!」
ダ「雨具!」
ク「あ〜ま〜ぐ〜取られた。俺の雨具。」
ダ「誰のものでもないよ。」
それから怒涛の雨具ラッシュ。
ダ「せ〜のドン!」
ク「雨具!!」
ダ「なんで二枚も雨具くんの。」
ク「せ〜のドン。」
ダ「雨具。」
ク「雨具ばっかりじゃねーかよ。」
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フォルド - 君たちと一緒に泳いでいくから来ました!!続き楽しみにしてます!!頑張ってください!!! (2020年8月15日 3時) (レス) id: b078f8f323 (このIDを非表示/違反報告)
ライシェル - 続きめっちゃ楽しみです!これからも頑張ってください! (2018年8月20日 4時) (レス) id: 0dbef1eb61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ryo | 作成日時:2018年5月28日 22時