彼がいないと（ry.hsmt） (ページ7)

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Ryo side

それからもふたりでまったり話したりして。

一世が可愛いってゆう話だったり、

瑞稀と作間の面白いやりとりの話だったり、

俺が話してるのを笑いながら聞いてくれて

すごく話しやすかった。

どれくらい時間がたっただろう。

『待って待って！橋本くん！終電は！？』

気が付けば日付が変わっていた。

「あ、やべ。これ終電間に合わないわ

母さんからめっちゃ電話きてるし」

『えっほんとごめんなさい

私が時間気にしてれば､､､

明日はお仕事ですか？学校ですか？』

「明日は学校行かずに朝からリハかな～」

『えええ、どうしよ、、』

「……」

ふたりの沈黙を破ったのは彼女だった。

『あ！もしよければ泊まってってください！！

んんと、私こっちのソファーで寝るんで

ベットで使ってください』

突然の提案に複雑な気持ちの俺。

正直もっとAちゃんと一緒にいたいし

ここならリハ場から近いから明日も楽だけど

ひとつ屋根の下って､､､

いくらJrでもその前に健全な男子高校生なわけだから

いろいろと想像してしまうわけで。

でも今からここ出ても他に行くとこないし

変なホテルとか行って噂されるよりかは

こっちで精神統制してひと晩乗り切る方がいい

俺は覚悟を決めた。

「じゃあお言葉に甘えて、

今夜はお泊まりしてってもいい？」

自分で提案してきたくせに

真っ赤な顔して頷くAちゃん。

かわいすぎる、我慢できっかな(