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Your side
どれくらい眠っていただろう、、
おでこに温いタオルの感覚と
右手に暖かい人肌を感じて眠りから覚めた。
わたしの手をキュッと握りながら
ベッドに突っ伏して眠っている涼くん。
_______ずっと一緒にいてくれたんだ
窓から差し込む月の明かりと後ろのテーブルにある
水が張られた洗面器がずっと看病していてくれてた
優しい彼の姿を物語っている。
今何時なんだろうって思って枕元の携帯を開くと
花華とかクラスの子からたくさんの通知が来ていた
花華からは
「小泉と帰宅してんの?」
「送り狼されてない?」
「小泉のヲタクが騒いでるから鎮めといた」
「瑞稀くんから聞いたけど熱あるんだって!?」
「イケメン担当に看病してもらってね♡」
投げちゅーしてるかわいいうさちゃんのスタ爆も。
騒がしいけど心配してくれてるんだなって思って
ほっこりした気持ちになった。
『ありがとう!涼くんがいてくれるから大丈夫!』
クラスのグルでは私をお姫様抱っこで運ぶ
小泉くんの写真が何枚か貼られていて。
「小泉いけめんじゃん」
「百瀬も惚れちゃうなw」
「A大丈夫?」
「お大事にね、、」
「A無理しないで(> <)」
「明日来れる?日直変わっとくよ」
みんな心配してくれてて本当に嬉しい(泣)
あったかいクラスメイトに恵まれてしあわせ(泣)
小泉くんからも大量にLINEきてて
「大丈夫?」
「げんきかー?」
「ねてるー?いきてるー?」
「不在着信」
「ももせー」
「百瀬Aーー」
電話来てたから折り返して掛けてみる。
するとワンコールで出て
「ももせ大丈夫ー?」
『大丈夫!ちょっと熱あるけど治る!』
「えっ熱あんの?ひとりでしょ、俺やっぱ行こうか?」
『友達来てくれてるから大丈夫!ありがとね』
「ならよかったわ」
『ジャケット持って帰ってきててごめんー』
「返すのいつでもいいから」
『ありがとう明日返すね』
「じゃあ明日朝迎えに行くよ」
『ジャケット来てないと良くないもんね』
「ももせのことも心配だしな」
なんて話しているといつの間にか起きていた涼くん
握られている手の強さが強まり、
目の奥が少し寂しそうで。
『友達が起きたから切るね』
「おう、また明日な」
涼「やっと話し終わった」
『ごめんね、ずっと看病してたくれたみたいで』
涼「どう?少しは良くなった?、」
『うん!ありがとう!』
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める(プロフ) - このみさん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2018年6月14日 23時) (レス) id: 15afb55ca6 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます!涼くんがカッコよくてキュンキュンしました!! (2018年6月8日 1時) (レス) id: cba42d9993 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - 続きが気になります! (2018年6月8日 1時) (レス) id: cba42d9993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:める | 作成日時:2018年4月3日 17時