私の旦那のヤマダさん【Ryosuke.Y】

修羅場、というか喧嘩？ ページ9

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キッカケはこの一言









涼介「あ、俺さ7月の3日と7日映画の関係で日本にいないから」







主演映画のイベントみたいで、


3日はロサンゼルス7日はパリに行くそう







A「は？ ちょっと待って聞いてないよ」


涼介「ごめん、すっかり言い忘れちゃって」


A「言い忘れのレベルじゃないから！」








ここ最近、グループとして色んなことが決まっったから

確かに言い忘れちゃうことがあったかもしれない



でも、大きなことが決まった時にはちゃんと言うって約束してた

だからこそ、約束を破ったぶん苛立ちが出てしまう







A「なんで決まった時すぐ言ってくれなかったの」


涼介「ちょうどその時グループで会議してたし、

スケジュールもまだキツキツの状態だった

だから言えなかった」


A「移動中とかそういう時にメッセージ入れることできるじゃん！」


涼介「疲れててできなかったの！」






苛立ちが苛立ちを読んで私たちの言い合いはさらにヒートアップ







涼介「大体さ、何なのお前、いちいち俺のスケジュールに入ってくんなよ！」


A「はぁ？！ 何なの？！

あんたのスケジュール知っとかないとご飯とか色々あるじゃん！

そのために聞いて確認するんでしょ？！」


涼介「それ、はっきり言ってウザイんだよ！」


A「ウザイならウザイって言いいなよ！」











完全に理性が切れて、言いたい放題の私たち








それで、私は遂に言っちゃいけないこと言ってしまった









A「もういい、疲れた、出てく」


涼介「……！ あぁ、出てけよ」








少しだけ、涼介の驚いた顔が見えたけど意地が出たのか引き止めなかった









A「引き止めないんだね」


涼介「…………」








何も言わない涼介を後に私は最低限の服と持ち物をもって家を出た








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