私の旦那のヤマダさん【Ryosuke.Y】

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店員「お客様、そろそろ閉店時間になります…」


A「あっ、すみません」






あの光景を見た後、家の近くにいるのが嫌でたまらなくて、

家から結構離れたファーストフード店で時間を潰してた








A「そろそろ帰らなきゃいけないよね」






会計を済ませて、深呼吸して家へ帰る









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A「ただいま…」


涼介「おかえり、こんなに遅くまで何してたの」


A「！！ 涼介！ いたの」


涼介「あぁ、案外早くお開きになってさ」






日をまたいでから帰ってくると思ってたから


家に帰ってたことにビックリした







涼介「で、こんな遅くまで何してたの」


A「………涼介に関係ないでしょ」






ここで素直に言えたらいいんだけど、


あんな場面見た後の今の私じゃ素直に言えない







涼介「そういう言い方はねぇだろ」


A「うるさい」


涼介「はぁ？」


A「せっかく美味しいご飯作ろうって思った時に限って誰かとご飯食べるようになって

その度に私がどんな気持ちで家にいるか知らないくせに

こういうときに限って偉そうに言わないでよ！」








これ以上言っちゃダメってわかってるけどストップがきかない







涼介「こればっかりは仕方ないじゃん

Aも理解してる上でしょ？」


A「仕方ない？ じゃあ、アレも仕方ないって言うの？！」


涼介「アレ？」


A「はぁ…もういい！」


涼介「ちょっ！ おいっ！」









無自覚で反省の色もない涼介に腹が立って、


怒りに任せて家を飛び出した









涼介「急になんなんだよ、A」









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