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井ノ原side
ラウール｢Aちゃん……｣
A｢ﾊｧ……ﾊｧ……こ、わ、い……｣
井ノ原｢大丈夫大丈夫、大丈夫だからね｣
ラウール｢イノッチ、これ……｣
井ノ原｢お、ありがとう(^^)｣
井ノ原｢Aー、薬飲もっか。｣
A｢嫌……！くす、りいや……｣
井ノ原｢A、大丈夫だよ。これ飲んで少し休もう……？｣
A｢やっ、ﾊｧｯ、ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ｣
頓服薬を全身で拒否するA
ついには掛けてた毛布を頭まで被って、小刻みに震えながら拒否し続ける
ラウール｢Aちゃん……｣
もしかして……
井ノ原｢……ラウ、そういえばお兄ちゃんたちに電話したか？｣
ラウール｢え……？あ、まだしてない！！｣
井ノ原｢事務所の外でしといで〜、Aは俺が見とくから。ね？｣
ラウール｢うん！｣
井ノ原｢……A、もう甘えてもいいんだよ｣
A｢ﾊｧ、ﾊｧ、ラウ、私が、｣
井ノ原｢うん｣
A｢くす、りのんで、ﾊｧ、ﾊｧ、ﾊｧ……｣
井ノ原｢薬効くところ、見るのがあんまり好きじゃない？｣
A｢んっ……｣
井ノ原｢……そっか、Aは優しいね｣
A｢ﾊｧ、ﾊｧ、ﾊｧ、ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ、それ、に薬、いや……！やっ、やめて……｣
井ノ原｢ごめんな、しんどいからな……薬飲んじゃおうな｣
半ば無理やりに薬を飲ませる方法を辰哉から聞いておいてよかった
今まで何回か買い物で倒れることはあってもお兄ちゃん達が一緒だったから良かったけど、今日はラウと2人
昨日電話で2人で行かせる、って聞いたから薬を飲ませるのを聞いておいてよかった
A｢んっ、んく……、………………｣
……確かに、俺も何度見てもなれないもんな
この、急に何も言わなくなる感じ……。
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作者名：ひろみ | 作成日時：2021年3月16日 18時
