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ASide
もうそろそろかな？
後ちょっとで潜入する日だ。
自分の筋が鈍ってないか確かめる。
最近あんま潜入してなかったからな〜
晴美と楓も今日は子供達の元を離れて訓練する。
子供にこんな姿見せられるわけ無いでしょ？
好き好んでやってるわけでもないしね。
少し頬に汗がつたう。
晴「A、楓休憩しよ。」
楓「了解」
「ん。」
なんか石がおいてあるとこにみんなで座る←わけわかんないねw
楓が夏恋の作ってくれたおにぎりをだす。
小さな子供がこちらをじっと見ている。
お腹が空いているのだろうか？
疲労の溜まった体を起こしてその子のところへ向かった。
なんとなく、昔の自分に似てたから。
「お腹。空いてるんでしょ？あげる。」
そう言っておにぎりを彼女の目の前に差し出した。
彼女は最初体をこわばらせ、私を睨んだ。
しかし、段々と近づいてきてバッと私の手にあったおにぎりをとった。
お腹が空いていたのだ。
がむしゃらになっておにぎりを口にする。
手は、米粒でベトベトになっていて口の周りにもお米がついていた。
周りについてるお米をベロで舐め回した。
きっとこの子は何も知らない。
いや、知っているのは汚い大人だけ。
後は、何も知らない。
言葉も、礼儀も、家族、友達だってきっと知らないのだろう。
それに、優しさだって。
私はこの子の頭を撫で回し、ギュッと抱きしめた。
人のぬくもりを感じで欲しかった。
彼女は何事かと思ってとっさに私の体の中で少し暴れたが、気を許したのか、呆れたのか、諦めたのかわからないが暴れることをやめた。
私の服が少し冷たくなった。
彼女は泣いていた。
親にも捨てられ、連れてかれた場所は汚い大人しかいないところ。
何も知らない彼女がどれだけ苦しんだのだろう。
私は知ってる。
この子の気持ちを。
私も一緒に泣いてしまった。
辛くて、苦しくて、泥沼みたいなこの感情を私は知っているのだ。
気づいたときには発していた。
「一緒に来る？」
腕の中にいた彼女は顔を輝かせながら満面の笑みでコクリとうなずいた。
きっと言葉もわからないのに私達にかけたのか。
彼女を守る。
そう思えば家に足が向いていた。
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R_s - ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年3月20日 17時) (
レス) id: 58bdabe611 (このIDを非表示/違反報告)
笑顔 - 初見です！ 凄く面白くて続きが気になって仕方ないです！笑 これからも頑張ってください！ (2021年3月14日 18時) (レス) id: 0990b2fb86 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - なんで片寄さんが撃たれたのかがよく分からないです、、泣 (2021年3月11日 0時) (レス) id: c280ffa420 (このIDを非表示/違反報告)
R_s - まだ、ログインできないんですけどこれでなら返信できます！ (2021年2月26日 16時) (レス) id: 58bdabe611 (このIDを非表示/違反報告)
R_s - 返信返せました！いや、返せたのかな？だいぶ時間経っちゃってごめんなさい！ (2021年2月26日 16時) (レス) id: 58bdabe611 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R_s | 作成日時：2021年1月2日 17時
