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*YmSIDE*
涼『っく…ゲホッ…ゴホッ…』
白いシーツに赤く滲んでいく
医師は様子を見ると言っていたが
こうやってひどい咳が出てシーツを汚すことも多く
ただひたすらにAに逢いたい想いが募る
治すために転院したのに意味あるのか?
医師『んー異常は見当たらないし治療後だから
出てるんだと思うんで大丈夫ですよ
退院も問題ないと思います
今週中には出来ると思いますよ』
「…ありがとうございました」
医師の言うことが正解だろうけど
不安も拭いきれない
Aに逢って弾けるような笑顔をみたら
そんな不安吹き飛ぶのだろうが、簡単に逢っていいか
どう話していいか分からない
何も伝えず姿を消した俺を受け入れてくれるだろうか
俺なんかに微笑ってくれるだろうか
そもそも逢ってくれるだろうか
日に日にAのことで頭がいっぱいになって
そんな不安と逢える喜びが混ざって不思議な気持ち
きちんと荷物もまとめてゆーとの車でAの家に向かう
Aが喜ぶ顔に淡い期待を抱いてドアの前にそっと立つ
〜♪〜♪
「…はーい」
裕『山ちゃん帰って来たよ』
「隣にいるの?」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーメンバー
有岡 大貴
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作者名:伊野尾いちご x他1人 | 作成日時:2016年8月12日 17時