甘く 、 優しく 、 ほろ苦く 。 (( in × cn × ym ))

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Inoo side

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“ 別れるわけないでしょ 〜 ？！ ”









この一言で 、 知念の心を揺さぶることはできたかな ？




もし この言葉が知念に ちゃんと届いてたら ...


昔みたいな 、 楽しかった頃のような関係に戻れるのかな ？









でも知念が 俺を警戒していることは分かっていたから


今日のところは あまり話し掛けないようにしていた 。









知念 、 好きだよ 、



たとえ 知念が俺のことを嫌いだとしても 、




また振り向かせてみせるから ...









何だかんだで つまらない1日で 、




今日はほとんど 保健室にいた 。









［ もう帰りの時間だけど 、


なんかあったのかよ ］









この人は 保健室の有岡先生 。



チビで生意気だけど 優しくて 可愛い先生 。









「 特に何もなかったですよー 、


では 、 さようなら 」









ふざけ半分で礼をして 保健室を出る 。





すると門の前 、 と言っても 結構門からは離れているが 、


立ちすくんでいたのは ...









「 知念 ... ？ 」









寂しそうな後ろ姿をした 知念だった 。

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