甘く 、 優しく 、 ほろ苦く 。 (( in × cn × ym ))

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Yamada said

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『 確か ポテチだったっけ 』









うすしお味のポテチを手に取り 、



コーラも取り 会計を済ます 。









歩いて約5分ぐらいのところに家があるから苦ではない 。









家の前に着くと 、



何やら ガタガタ音がする 。









扉を開けるとまず目に入ったものは





侑李の彼氏さんらしき人と



なぜか上半身が露になっていて押し倒されている侑李 。







ぐすっと鼻の音を立てて泣いていて 衝動的に口が動いていた 。









〈 なに 、やってんだよ 、 弟に ... 〉









『 に 、 ちゃん ... っ 、 たすけて 、 っ 』









「 タイミング悪 、 」









俺を見て キッと睨む彼氏 。





伊野尾 ... っつってたっけな 。









〈 離れろ 、 嫌がってんだろ 〉









「 はぁ 、 まあいいや 、 また明日な 、 知念 」









そう言って嵐のようにやって来て 嵐のように過ぎ去った伊野尾 。









〈 侑李 、 ごめん 、 ごめんな 、 怖い思いさせて 〉









『 涼介兄ちゃんは 悪くないよ 、 』









そっと侑李を起き上がらせて



はだけたシャツのボタンを治す 。









〈 俺がいたら こんなことにはならなかったのに ... 〉









優しく侑李を腕の中に包み込み 、





それに応じて侑李も 俺の背中に腕をまわす 。









『 でも兄ちゃんは助けてくれたじゃん 』









〈 そう 、 だけど ... 〉

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