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当時7歳だった私には両親と離ればなれになる理由も分からないまま孤児院に入れられた
当然、周りの子供たちや職員は私を避け、悪魔の子だ死神だなんだと言って罵ってくる日々が続いた
当初はなぜ自分がこんな目にあうのか分からず毎夜 泣き明かした
でも、成長するにつれ両親の罪や自分への薄遇の理由がはっきりとわかるようになった
ショックとかは特に感じなかったように思う
ただただ現実を受けいれた
世界はこういうものなのだ 、と
ヒーローが助けるのは善良な国民であり
罪人の子である私は救うに値しない存在なのだ
ヒーローは間違っていない
別に否定してるわけじゃない
ただ、ヒーローとはそういうものなのだと受け入れているだけ
この世界に、現実に 抗おうなんて考えもしなかった
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作者名：ぽろにうむ | 作成日時：2020年11月16日 1時
