いざ新天地へ ページ34
直哉「分からないけどね。」
ヴィヴィ「それは?」
直哉「村正だよ。」
村正は我が家にある妖刀で一族しか持てない刀なのだ。
ナツメ「持って良い?」
シェナ「呪われるよ。」
直哉「駄目。」
クロエ「触りたい。」
直哉「お前は子供の時に死にかけただろうが!」
クロエは幼い時に妖刀村正に触れたせいで原因不明の高熱を出して寝込んでいた。
ナツメ「意外だね。本当なの?」
直哉「一族が持つと起こらないけど他人が持つと呪印が残るから。」
アキノリ「呪印?!」
直哉「まあクロエは翌日に復帰したんだって。俺達は混血だからね。」
トウマ「何の?」
直哉「雪女と九尾と鬼神とエルフと龍とヴァンパイアと天照大御神と不動明王と炎の精霊イフリートと人の血が混ざってて、キメラの混血なんだよ。」
ナツメ「キメラの混血?!」
クロエ「私達は妖刀村正の呪いに強いの。貴方達もでしょ?キメラの混血はね、複数の血液が合わさると起こるものなの。」
クロエが説明する。
ナツメ「村正が反応してた………ってええ!」
直哉「こいつは村雨、キメラの混血の人間か鬼族だった人間が持てる代物で、最悪の場合、鬼になってしまうからね。」
トウマ「話の途中悪いけどそろそろモビルスーツに乗らない?」
直哉「いけない!そろそろ乗らないと!」
話が長すぎるとまずいので早めに切り上げて、大洗学園に向かう。
各自自分のモビルスーツに乗った。
ペイルライダー(全地形対応型直哉専用機)コクピット内
直哉「それじゃ行こうか。」
何かが飛んで居るのだが?
???「ねぇねぇ何処見てるの?」
直哉「うわ!いつの間に!」
よく見たら、風の精霊シルフがちょこんと右肩に乗っていた。
シルフ「貴方以外も見えると思う。」
直哉「分かった。トウマ達も精霊が見える?」
ナツメ『バリバリ見えてる。』
トウマ『見えるよ。』
アキノリ『俺も見える。』
ヴィヴィ『見えてる。』
クロエ『居た。』
シェナ『ずるい!『ちょっと忘れないでよね?』うわ!何か右肩に乗ってるんだけど?!』
直哉「ハハハハハハそれは風の精霊のベルだよ。」
ベル『もう!』
「ハハハハ」
直哉「とりあえず大洗学園に行こうか。」
トウマ『遅れるなよ。うわ!いつの間に!』
ミーシャ『暇だから来ちゃった。』
ナツメ『私達も精霊を持ってるからさ。行こうよ。』
直哉「分かったから!ペイルライダー直哉専用機発進するぞ!各員遅れるなよ!」
ナツメ『了解!』
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作者名:竈門正宗 | 作成日時:2021年1月8日 11時