私の口は喋らなくていい事を喋るのが上手らしい*4部【名探偵コナン/トリップ】

171話 ページ43

「…っ、そろそろ、か？」

崩れる地面を避けながら空を見上げると丁度盛大に爆音がなりその後空が光った

…よし、そろそろ車軸が破壊され転がるだろう、その前にキュラソーを見つけないと

「っ、どこにいるんだろ…くそ」

そう呟き一つ舌を打った瞬間、空からの乱射がまた始まった

ｲﾔｰｰｰｰｰ死ぬ！！！

大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫、落ち着け落ち着け

だいぶ駆け下りてきたものの、瓦礫や壁崩れが激しいためどこから出れるのかが定かではない為未だに外に出れていない

…仕方ないな

周りを見渡すと近くの壁が壊れており外が丸見えになっていた

近寄り外を見ると地上との差は少しあったが…降りれない距離ではない

まあ打撲か骨折程度だろう、死ななければ問題はあるまい

壁に手をかけ一気に地上に向かって飛んだ

そのままほぼ一瞬のうちに地面に足をつけ何とか着地した
足に負担を掛けすぎた為少し足が痛むが歩けるから大丈夫だろう


私前世猫だったのかもしれないな(？)


「えーーーっと、確か、右側！」

痛む足を何度かぐるぐると回してからまた駆け出した

観覧車の前を横切った瞬間、嫌な音がして観覧車が転がり始めた



「やっば…くそーーー間に合え間に合え！！！！！」


どこだ、キュラソーは！！

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