私の口は喋らなくていい事を喋るのが上手らしい*4部【名探偵コナン/トリップ】

161話 ページ33

わちゃわちゃと風見さんと戯れていると高木刑事が一つ咳き込んだ

風邪か？(渾身のボケ)


「えぇ〜っと、かなり親しいように見えますが御二方はどういった関係で？」

探るように私たちを交互に眺める高木刑事にそう聞かれ私たちはほぼ同時に顔を見合わせた


「…私は風見さんのこと、好きな人の部下だとしか｣
 
「…上司の追っかけですかね」  


「…凄い関係ですね」

苦笑いして頬を掻く高木刑事、ごめんな困らせて…まともな仲じゃないんだ…(？)

私も苦笑いを返すとお互い苦い顔をした変な空間へとなった

少年探偵団がどうしたの〜？と騒いでいるしコナンくんはいつものあの馬鹿にした顔をしていた

むかつく〜✩

後であのメガネ割ってやる…


私が使命に燃えていると隣にいた風見さんが一つ咳き込み話を始めた

「…彼女を引き渡していただきましょうか」

「なに！？」

ちょ、まてよ(キム●ク)
また原作入んの〜？かざみん私とキャッキャウフフして遊ぼうぜ〜？もっと楽しい話しようぜ、れーーたんのこととかれーーーーたんのこととか、れーーーーーー(略)

私が心の中で語りかけるが聞こえるはずもなく話は進んでいく

映画通りのセリフ、動き


やだああああ風見ままあああ連れていかないでえええ

心の中でジタバタするも原作を邪魔しない精神で生きてきた(そこまで守ってない)私は何もすることが出来ず、連れていかれるのを見送るしかなかった

…悲しいなあ、確かに悪い人かもしれないけど根は凄く良い人なのに

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