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159話 ページ31

と、少し期待していたあの場面が始まった

元太がエスカレーターから身を乗り出し手を滑らせ落ちたのだ

まだ壁の出っ張りに掴まったままだが落ちるのも時間の問題だろう

「っ、あぶない…!」

キュラソーが助けるのは分かっているがやはりヒヤヒヤしてしまう

いつの間にか隣に並んでいたベルモットはキュラソーを観察するように同じところを見つめていた

周りがザワザワし始め、上では手を伸ばせと声が上がっている

その光景に背中に冷や汗が一つ流れた


その時元太は限界が来たのか手を離してしまい落ちていく

その瞬間キュラソーはエレベーターの手すりを乗り越え映画で見たとおり壁を滑り元太を抱き留めるとそのまま下へ滑り落ちていった

…か、かっけえ…

そう思ったと同時にひどく安堵した




二人の元に係員が駆け寄り医務室へ行くように案内し始めた

ぼけっと見ているとベルモットが、行くわよと声をかけた

…あぁ、そういえばキュラソーたちが行ったあとベルモットさんも医務室にこんにちはしてたっけ

こっそり潜入するとかあんまり自信ないけど仕方ないな、と歩き始めた時服の裾を後ろへ引っ張られた

え、まって、力が強い

後ろへ少しよろけ、体をもちなおしてから振り返るとそこには

小さな探偵が立っていた


「…こんにちは、A姉ちゃん」


「Oh……」

お前来んの早くねえか?ていうか、よく私だと分かったね??

君は皆様と一緒に医務室へ行ってどうぞ(今会いたくはなかった)

 
あ、待って、ベルモットさん、置いていかないでーーーーー!!!!

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いろは(プロフ) - さては貴様、あんスタプレイヤーだな…!?(名探偵気取り) (2019年4月28日 18時) (レス) id: 9fa6590233 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 135話の夢主が言っていた"僕"の中にある"気持ち"とは何ですか? (2018年8月21日 18時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
狗子(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます!大丈夫です、狗子も書いてて理解出来てないです(ダメやん)設定を深くしすぎました、反省してます!ダイソンの掃除機に勝る吸引力を目指して頑張りますね!!(?) (2018年5月27日 23時) (レス) id: c580dfd71e (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 間違えてレスしてしまいました、華の幽霊さん申し訳ないです<(_ _)> (2018年5月27日 23時) (レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 初コメ失礼します………まとめ見ました……。設定はまだ隠されているとのことですし正直理解し切れていないのですが、ただ取り敢えずとてつもなく深い作品だってことは理解できました……!!底なし沼のような一度入ったら這い上がれない吸引力が……ズブズブ (2018年5月27日 23時) (レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狗子 | 作成日時:2018年4月28日 20時

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