135話 ページ6
出来ますか?出来ますよね?と圧をかけながら鍵を差し出してくる降谷さんに少し怯みながら鍵を受け取った
代わりに彼の手に私が持っていた鍵を渡す
「…頑張ります」
ちょっと自信ないけど(震え声)
私の心の声が聞こえたのか降谷さんは私をじっと見つめると、あのかわいい笑みを浮かべた
「僕の事が好きならやり遂げてください」
「やるぅぅぅ!!!
…降谷さん私の扱い分かってきましたね????」
そう言うと無言でにこりと笑む降谷さん
この子ったらもーーー最近凄く自分を惜しみなく差し出してくるんだからもーーー!!!!
そんなとこもちゅき!!!!
「あ、ちなみにベルモットがいない時を見計らって突撃するんでいきなり行っても驚かないでください」
「そんな無茶な」
GPSと盗聴器搭載するんなら通信機も搭載してくれても…
…ストラップ重くなりそうだな、疑われるわ、うん
「…Aさん」
私が1人落胆していると少し声色を落とした降谷さんが名を呼んだ
返事をして顔を上げるとそこには私を真っ直ぐ見つめる降谷零
「…待っててくれ」
彼はそう言うとテーブルに放っていた私の手の上から自身の手を重ねた
「ヒェッ…♡」
「あなたはとことん雰囲気を壊す人ですね知ってました」
降谷さんは私から手を離し代わりに私の頭に手を乗せた
え、なに(震え声)
「…これから当分会えないと思います、ですが
どうか"僕"を忘れないで」
「…うん」
ちゃんとした言葉ではないが彼の言った"僕"に"降谷零"という人物だけではなく"気持ち"も入っていることを何となく察した私は深く深く頷いた
…そんな事言われたら期待、しちゃうなあ
1650人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いろは(プロフ) - さては貴様、あんスタプレイヤーだな…!?(名探偵気取り) (2019年4月28日 18時) (レス) id: 9fa6590233 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 135話の夢主が言っていた"僕"の中にある"気持ち"とは何ですか? (2018年8月21日 18時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
狗子(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます!大丈夫です、狗子も書いてて理解出来てないです(ダメやん)設定を深くしすぎました、反省してます!ダイソンの掃除機に勝る吸引力を目指して頑張りますね!!(?) (2018年5月27日 23時) (レス) id: c580dfd71e (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 間違えてレスしてしまいました、華の幽霊さん申し訳ないです<(_ _)> (2018年5月27日 23時) (レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 初コメ失礼します………まとめ見ました……。設定はまだ隠されているとのことですし正直理解し切れていないのですが、ただ取り敢えずとてつもなく深い作品だってことは理解できました……!!底なし沼のような一度入ったら這い上がれない吸引力が……ズブズブ (2018年5月27日 23時) (レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:狗子 | 作成日時:2018年4月28日 20時