141話 ページ12
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カランと音が鳴りポアロの扉が開いた
開店前故にCLOSEと書かれた札を掛けていた筈だが誰だと食器を拭いていた手を止め目を向けてみるとそこには例の小さな探偵が立っていた
「…やあコナンくん、まだ開店前なんだけど?」
「安室さん、昨日どうだったの?」
むっとした顔を見せる探偵に、そういえば夜中だからと連絡していなかったなと苦笑を浮かべる
「とりあえず鍵の交換は出来たよ」
ズボンのポケットからピンクのイルカのストラップが付いた鍵を出すと彼はなら良かった〜と言い歩みを進め目の前のカウンター席に座った
…まだ開店前だと言ったのにこの子は…
心の中で苦笑いをしてとりあえず注文を聞く
「アイスコーヒー」
「君は相変わらず大人びてるね」
朝1人でアイスコーヒーを所望する小学1年生は稀だろうに
そう言うと彼は、はは…と乾いた笑いを零し頬を掻いた
とりあえずグラスに氷を入れアイスコーヒーを注いで出してやるとありがとー!と言いストローに口を付け飲み始めた
…小学1年生はブラックで飲むものなのかと突っ込みたいがまあこの子だから、と謎に納得した
カップを拭きながら様子を見ていると、顔を上げたコナンくんと目が合った
少し目を泳がせた後彼は神妙な面持ちで口を開く
「…で、安室さん
Aさんに告白した?」
「…ん?」
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いろは(プロフ) - さては貴様、あんスタプレイヤーだな…!?(名探偵気取り) (2019年4月28日 18時) (レス) id: 9fa6590233 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 135話の夢主が言っていた"僕"の中にある"気持ち"とは何ですか? (2018年8月21日 18時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
狗子(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます!大丈夫です、狗子も書いてて理解出来てないです(ダメやん)設定を深くしすぎました、反省してます!ダイソンの掃除機に勝る吸引力を目指して頑張りますね!!(?) (2018年5月27日 23時) (レス) id: c580dfd71e (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 間違えてレスしてしまいました、華の幽霊さん申し訳ないです<(_ _)> (2018年5月27日 23時) (レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 初コメ失礼します………まとめ見ました……。設定はまだ隠されているとのことですし正直理解し切れていないのですが、ただ取り敢えずとてつもなく深い作品だってことは理解できました……!!底なし沼のような一度入ったら這い上がれない吸引力が……ズブズブ (2018年5月27日 23時) (レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狗子 | 作成日時:2018年4月28日 20時