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14話 ページ14

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鳴「てかなんか勘違いしてるみたいだけど俺顔だけじゃないからね」



「贅沢だなぁ、お前くらいになればモテまくりだろうに」



鳴「あんまキャーキャー言ってる奴は好きじゃない、どうせ野球ばっかりとか言い出すの目に見えてるし?」









そう、俺は顔だけ見てない。

というかみんな勘違いしてない?

俺が顔だけで人選んでるみたいじゃん。

それに付き合ったことなんてないし。








鳴「部活とかにも集中させてくれる人じゃないと俺は付き合うとか思えない」



鳴「もう話はいい?課題は見せないし、眠いから寝るからもう諦めてよ」









朝練早くて寝足りないんだよね。

でも1限目は得意教科の世界史だし

あんまり寝ようと思わない。

だからせめてHR前のこの時間寝ようと思う。









鳴(まだ春だけど夏はすぐ来るから……)


鳴(朝練だって1日も欠かすことできない、そもそも監督に怒られるしさぁ…)









近くにいた同じ野球部のやつが

諦めたのか自分の席に帰っていった。

たしかにあいつらの言う通り世界史には自信はあるよ。かなり。

でも……眠いんだよ、眠気が余裕で勝ってる。









鳴(あれ、本宮さんもやってないのかな)









机に突っ伏して

ちらっと隣を見ると

明らかに焦ってる本宮さんが目に入った。









鳴(なんか意外、頭良さそうなイメージあるし)








俺の中の本宮さんはなんか…

超頭いいイメージがある。

だって見るからに真面目そうで、勉強出来そうじゃん。

少なくとも前の席の冨田ってやつよりは。









鳴(………やってないのか)









だからちょっと今の光景が意外で仕方ない。

いやきっと、ロッカーに忘れたとか

そんなだろうけれど。









鳴(やっぱ寝るのやめた、こんなガヤガヤしたとこで寝れる気がしないや)









気が変わった。

寝ようと思っても寝られない。

教室は当然のように騒がしいし

とてもじゃないけど寝れる環境ではない。









鳴(世界史どこ置いたっけか)









扉を開けて

雑に物を放り込みすぎたのか

若干汚いロッカーの中を漁る。

綺麗にしなきゃなぁって思うんだけど…面倒だから気が向いたときでいいやって後回しにしちゃうんだよね。








鳴「お、あった!」









ちょっと気分が変わったんだ。


あいつらに教えるつもりはなかったんだけど


ちょっと関わるきっかけがほしい。

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ちあき(プロフ) - コメント返し遅くなってすみません!そう言っていただけるとめちゃくちゃに嬉しいです!更新頑張ります!! (2020年3月21日 21時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
白米食べ子(プロフ) - 可愛すぎます!ちあきさんのお話好きなのでずっと待機します!更新も疲れない感じに、応援しております (2020年3月21日 18時) (レス) id: e451aba74f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちあき | 作成日時:2020年3月18日 18時

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