12話 ページ12
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A「そういえば藍里って今年も部活継続するの?」
少し先の階段を上る藍里に
部活に入るのかどうか聞いてみる。
藍里は運動神経抜群で、中学の頃は部活で色んな賞を受賞してた。
藍里「部活?今のところ今年も部活するけど…Aは?今年もやらないの?」
A「私は…もう運動部はいいかなって」
藍里「あんた運動神経皆無とか言ってるけど人並み以上には出来てるからね」
A「いやいや、足怪我してからは全然」
私も中学の頃は運動部にいた。
陸上部で1000m走の選手だったけれど
中2のころに足を故障し、それ以来…。
藍里「そっか、無理にやれとは言わないけど」
A「藍里は今年もバレー部か」
藍里「まぁね、ずっとやってきたからやってないことが想像出来ないでいるし」
運動神経は私は元々なかった。
ただ、走ることが大好きで
足の速さだけは自信があっただけ。
小学校の頃は藍里と一緒に少しだけバレーをしてたけれど…。
多分個人競技が向いていたのかもしれない。
球技は全然ダメダメだし。
藍里「Aがバレー部のマネになってくれたらなぁ」
A「マネージャーなんて無理だよ!私気が利かないから」
藍里「そうかなー」
喋りながらロッカーを開けると
やっぱりあった世界史の道具。
ファイルの中にはきちんとご丁寧に付箋に「課題!」って書いてあるではないか。
なんで忘れてしまったんだろうかと1人でショックを受けて落胆した。
藍里「A、どうだった?」
A「バッチリ忘れてた…」
藍里「あははっ、どんまい!一緒に早瀬先生に謝ろ!」
A「でもまだ時間あるし、やろうと思えば間に合うかも…」
まだ1時間目まで時間はそこそこある。
朝のHRまでもそこそこあるし。
頑張れば…出来るかもしれない。
問題によるのだけれど。
藍里「Aは真面目だねぇ、感心するわ」
A「藍里はもっと危機感持ってよね、運動部なんだから成績足りなくなって補習は嫌でしょ?」
藍里「あー、それは嫌かも」
藍里は全国レベルのバレーの選手だ。
稲実には推薦で来てるし。
私も陸上で推薦されてたけれど中学最後は全然記録を残せていなかったから一般入試でここにいる。
とにかく…課題をやらなければ。
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ちあき(プロフ) - コメント返し遅くなってすみません!そう言っていただけるとめちゃくちゃに嬉しいです!更新頑張ります!! (2020年3月21日 21時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
白米食べ子(プロフ) - 可愛すぎます!ちあきさんのお話好きなのでずっと待機します!更新も疲れない感じに、応援しております (2020年3月21日 18時) (レス) id: e451aba74f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちあき | 作成日時:2020年3月18日 18時