第8夜 ページ10
「今回はここまで」
そう言って漸く夢魔が僕を解放した
もう既にヘトヘトだけど、これからまだ入学式と組み分けがある
そろそろホグワーツに着く頃かもしれないし、嫌でも起きなきゃ…
『今日はもう夢に出てくるのやめてくれない？』
「それは無理かな。
ほら、早く起きなさい。汽車に居るのはどうやら君だけのようだ」
夢魔が最後に告げた言葉に『えっ』と驚くと同時に、意識が引っ張られる感覚がした
．
．
．
パッと目が覚めると、コンパートメントには僕一人だった
急いで他のコンパートメントを見るが、確かに誰もいない
その時、通りかかった車掌さんが僕を見て「まだいたのか」みたいな顔を向けてきた
『も〜誰か起こしてくれればいいのにー』
酷いなぁ、とぶつくさ言いながら汽車を降りる
ホグワーツ城はもう見えるほど近かったが、どうやらその前に湖を渡らなきゃならないみたいだ
しかしそのためのボートも見当たらず、はぁぁとため息をこぼす
『全く…疲れてるってのに…
呪文を唱えて、両脚に魔法を纏う
これで水の上を歩けるだろう
『もう組み分け式始まってるのかな…』
どのくらい置いてけぼりをくらったのかわからないけど、周りに人影が見えないから結構な時間が経っているのかも
どうせ間に合わないなら、ちょっと寄り道して行こうかな
パッと思いついた名案に、それいいかも！と一人納得する
ホグワーツは謎が多いって言うし、ちょっと探検でもしよう、そうしよう
湖を渡りきり、さて何処に行こうかなと適当に気の向くまま足を向ける
廊下を歩き階段を上り絵画と挨拶を交わしていると、ある気になる扉を見つけた
『なんか薄暗いなぁ…』
面倒なことにならなきゃいいけど
しかし既に面倒なことになっているので、ま、いいか。行ってみようと足を進めた
『
鍵を難なく壊す
微かに唸り声が聞こえてくる部屋には一体何が隠されているのか
興味半分で、躊躇いなく扉を開けた
するとそこには
『ケルベロス…？』
こちらを喰い殺しそうに睨め付ける三頭犬が鎖に繋がれていた
＿＿＿＿
＿＿
_
まだ半日も経ってないのにこんなに閲覧数が…
皆さんハリポタ男主に飢えてたんですね…
私もです。
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一ノ瀬 潤(プロフ) - 深掘りしたやつ公開範囲制限されたのですね😭見れなくなって残念です (6月14日 22時) (
レス) id: de4baf91a8 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - はぁ⁉︎めちゃくちゃ好きなんですが~⁉︎読み始めたばかりなのですが、応援してます！！！ (2023年4月17日 21時) (レス) @page2 id: 58fc769308 (このIDを非表示/違反報告)
あまおうよりとちおとめの方が好き(プロフ) - 主人公の塩がちょうどいいくらいで好き (2023年2月2日 23時) (レス) @page27 id: 98a18d93d3 (このIDを非表示/違反報告)
Web版さん - この神作品を今の今まで知らなかったｯ！！もう最高です！主人公くんの心境とかの変化がゆっくり変わっていてとても読みやすいです！ あと「作者様って本派の人だｯ！」ってことに気づいてとても嬉しかったです！これからゆっくりではありますが一気読みしてきます！！ (2021年9月23日 21時) (レス) @page50 id: 902e47dacc (このIDを非表示/違反報告)
ネココロネ - こういう作品、ほんといいてすよね！もう、全部一気読みしてしまいました！ (2021年2月19日 7時) (レス) id: 58abb9e774 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾆﾉｺｺ
| 作成日時：2019年1月24日 23時
