Slam Dunk ~流川との未来~ (ページ9)

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「それにしてもこのリーグ知り合いいすぎじゃないですか？笑」
「だな、俺と流川が同じ大学で、Aんとこには仙道と沢北いるんだもんな(笑)」
くそー俺は納得してねーぞ。
第一なんで先輩までAのクルマに乗ってんだよ。

事の発端はAが学校であのセンドーに「幼馴染ちゃん久しぶり」と話しかけられたことだった。
で、その日のうちに俺の許可なく5人で食事でも行こうと勝手に約束をしてきやがったんだ。
行かないと言い張ると、勝手にすれば〜とAにも先輩にも突き放されて渋々クルマに乗り込んだ。

「あいつらとゲームでは何度か顔合わせたけど、高校時代も含めて飯って初めてだよな流川？」
「…」
「いいかげん機嫌直せって(笑)」
ふん…

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俺らよりも先に到着してたらしい2人は、俺らの姿を見つけるとこっちこっちと手を上げてきた。
「悪ぃ、待たせたな」
「すみません、私の駐車スキルがなさすぎて…時間かかっちゃいました(汗)」
「駐車…え⁉︎幼馴染ちゃん車持ってんの？」
「はい、こっちくる前に免許とってきたんです。仙道さんももし必要な」
「…てめーのことは乗せん」
「…さっきからずっと機嫌悪いんです。すみません、気にしないでください(汗)」
今に始まったことじゃないからとセンドーが笑うと、Aはまたすみませんと顔を真っ赤にした。

「幼馴染ちゃんは知ってるよね？こいつ沢北」
「初めまして…」
「…君が噂の…ずっと会ってみたかったんだ君に‼︎初めまして、沢北栄治です‼︎よろしくね〜」
「触んな。バカがうつる」
「おい流川っ‼︎そんな言い方ないだろー(泣)」
「…すぐ泣く」
「泣いてねーよ‼︎」
泣いてるだろとセンドーと先輩に突っ込まれて、ぐぬぬとなっている沢北を呆然を見つめるAに、な？想像と違うだろ？これが日本一の高校生だったんだぜ？信じらんねーよな、と耳打ちした。

「幼馴染ちゃん、ホントに沢北はバカだから近寄らない方がいいよ(笑)バカがうつるってマジだから」
「仙道‼︎お前までひどくねぇか‼︎」
俺たちには見飽きた光景でも、わけのわからないAは、笑っていいのかわからず顔を引き攣らせている。
その何とも言えない表情が可愛らしくて、何よりこれまで1人だった俺の真横のテリトリーにAがいてくれることが嬉しくて口元が緩んだ。