無関心な女子生徒は御曹司に迫られる ②【御影玲王】【ブルーロック】 (ページ26)

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73.警戒心ページ26

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凪を寮前まで送り届けると、今度は私の家に向かうため車を走らせる老女

そんな中、私は玲王がずっと…というか小一時間眉間に皺を寄せているので話しかけていた

…私らしくもない行動だな

そんなことを心の隅で思いながら玲王に話しかける。

「凪って寮なんだ」

「あぁ」

「…凪、全然起きなかった」

「んー」

上の空すぎていくら話しかけても埒が開かない

「＿あのさ、お前…」

「？」

神妙な面持ちで私の目を見てそういう。

「……あー、いやなんでもねぇ」

いや、気になるところで切るな。

「何？」

「なんでもねぇって」

「…そ」

そう言って私をあしらう。私もそれ以上何も言わなかった

「……話を聞いた限りだと、凪のやつのは不可抗力だけど少しは警戒心もてよ〜」

＿なんでもないんじゃなかったのか…

なんでもないと言ってしばらくした後に
いきなりそういう玲王。

「もってるつもりなんだけど」

知らない相手にほいほいとついていくほど、皆無ではない。

「明倉とか小鳥遊相手でもか？」

「友達だし…」

まず友達に警戒心持つやつの方が少なくないか。

「…じゃあ、俺は？」

「は、？」

じっと私の目を見つめ、そう言う玲王。

＿玲王に警戒心を持ってるか、ってことか、？

「初めて会った時よりは薄い…？」

誰だってこいつは警戒するべき、こいつはしなくてもいいなんていう境界線は張ってないだろう

私は疑問系でそう玲王に返す

確かに私は警戒心は強い方だと思うが、友人だと思った人はそこまで壁は作っていない…と思う

と言うかこいつ、私に凪を取られると思ったから不機嫌だったんじゃないのか

＿なんでこんなこと、聞くんだ…？

凪に警戒心を持ちつつ近づくな、ってこと…？

でもそれだと、玲王が自分のことを聞いた意味が全くわからない

「…！そうか〜」

玲王は私の返事に、少し嬉しそうにしながらそう言った

＿嬉しそう……？

いくつもの疑問が頭の中をよぎるが、結局答えは見つからなかった。

というか今日、玲王も凪も変だったな…

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お気に入り登録がいつの間にか250人突破して260人目前なのにめちゃめちゃビビってます…
実感ねぇです…(ネス？)

本当にハート、評価、お気に入り登録ありがとうございます！！

また
前シリーズ「無関心な女子生徒は御曹司に絡まれる」の方ではありますがコメントもありがとうございます！