【呪術廻戦】｢不幸｣が｢幸せ｣に変わるまで【五条悟】 (ページ10)

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9話覚醒① ページ10

夢を見ていた。遠い昔の夢だ。____産まれて間もない頃のね。

「不気味よ。あの子は私達の子じゃないわ。」

「私達の子が"呪力を持たない子"なんてことはありえないわ…ｯ!!」

「こんな子は早くどこかへやってしまいましょう！！」

___長い間忘れていた嫌な記憶。なぜ今になって思い出したのか。

それにジュリョク…？ってなんだろう。

「あんたは気にせんで自分の好きなように生きなさい。この家に囚われてはだめ。自由に生きるんだよ、A。」

あれは誰だったかな。私にとても優しくしてくれた人……

_____ｯﾋﾟｯ､ﾋﾟｯ､ﾋﾟｯ､ﾋﾟｯ

規則正しい音。八年前にも同じ音を聞いた。

……そうか。私あの化け物にやられて…。

…指は動く。足も。腕は…痛い……けど大丈夫。ちゃんと動くね。

ここは病院なのだろうと音とツンとした匂いで察した。

…目を開けて確認すればいいだけの話なのだが眠ってしまってから結構な時間が経っているのか開こうとしても光が眩しすぎて開けられない。

……もう少しだけ…ねむ、ろう…。

___また深い眠りに落ちてしまった私は先程の夢のせいで涙が流れていたことに自分でも気付いていなかった。そしてその涙を拭き取ってくれた人がいたことも。

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んんん…
やっぱり眩しいな…。だけど昨日よりは…大丈夫。腕の痛みもない。

目を開け辺りを見まわしてみる。

(やっぱり病院か…先輩大丈夫かな……。)

8年前と同じようにナースコールを押し、看護師さんを呼ぶ。

が、

？「やぁやぁ。見てたよ～。3級呪霊を祓ったのは君だね？」

…誰だこの人。

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ちょっと繋げ方分からなくなってしまったので回想挟みました。ごめんなさい()