【呪術廻戦】｢不幸｣が｢幸せ｣に変わるまで【五条悟】 (ページ4)

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3話後輩ページ4

彼女が亡くなってからの8年間、私は毎日生きているようで死んでいた。

毎日毎日毎日…同じことの繰り返し。

それに私も恵まれた人間ではないのだ。

産まれてからずっと疫病神だの不幸が移るだの悪魔取り憑いてるだの…。

私が不幸を呼び寄せてしまうせいで周りからそう言われ、家をたらい回しにされ。

…それでも私は物心ついた頃にはこの家だった。それ以前の事は所々覚えている感じだ。

気にしている訳では無い。

今はこの家に安定している。世話をしてくれている人達も優しい。

…だが金を貰う代わりに私を育てる約束で暴力等振るわないんだと私が寝室へ行った後、水を飲みたくなって下の階へ降りた時こっそり話していたところを聞いてしまったことがある。

嫌な話だ。

……そんなことを考えながら昼休みに売店で買ったパンを貪っていると

？｢あれ〜！？こっちにいたはずなんだけど…っておわっ、人！？｣

えっと…誰？

『ごめんなさい、どなたですか…？』

悠仁｢あー、俺は虎杖悠仁って言いまっす！先輩は？その上靴の色見た感じ先輩ぽいですけど…｣

ほんとだ。まさか屋上に勢いよく来る人居るとか思わず余裕なくて色とか気付かなかった…。思わず敬語使っちゃったよ…。

『合ってるよ。私はAAって言うの。よろしくね。んでどうしたの？急いでたみたいだけど』

悠仁｢そうだ！先輩これくらいの猫、見なかったすか？｣

猫…？

悠仁｢先輩が内緒で飼ってたんすけど逃げ出しちゃったみたいで…こっち来た気がしたんで来てみたんすけどいなかったすかね？｣

『ん〜、見てないなぁ…。虎杖くん何組？見かけたら連れてくよー。』

悠仁｢おぉ！助かります！俺教室B組なんで頼みました〜！｣
と言ってまた走って戻って行った。途中先生から廊下は走るなと注意されていたけど。

…嵐のような子だったな〜と思いつついつの間にか食べ終わっていたパンのゴミをまとめて腰を上げると丁度午後のチャイムが鳴ったので急いで教室へ戻った。